flash(フラッシュ)といえば、動画や動的コンテンツを表示させるのに必要な技術の事で、ゲームやyoutube(ユーチューブ)などでも採用されています。しかしapple(アップル)製品のiphone(アイフォン)やipad(アイパッド)では採用されていないので、safari(サファリ)のブラウザで表示することは出来ません。これはandroid(アンドロイド)端末でも同様で、googleplay(グーグルプレイ)からの提供も現在ではされていないため、見ることは出来ないのです。windowsパソコンでは普通に使われているフラッシュがどうして使えないのでしょうか。
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AndroidデバイスにFlash Playerを入れることは可能
Android端末ではアプリはGoogle Play等からダウンロードし、インストールをします。通常の「Adobe Flash Player」の提供は終了してありませんが、アーカイブ版を入れることは出来ます。
参考:Flash Player を Android デバイスにインストールする方法 adobe
なぜこれが提供されているかというと、古いサイトでは未だにフラッシュを使用したコンテンツ提供がされており、このプレイヤーが無いと再生して動かすことが出来ません。そして昔のバージョンの動作検証用として開発者向けに公式から提供されているのです。
アップルがフラッシュを導入しない理由とは
今は亡き「スティーブジョブズ」のメッセージによると、アップル社がフラッシュを導入しない理由はいくつか存在します。
参考:Thoughts on Flash Steve Jobs
・AdobeのFlash製品はAdobeのみから入手可能なのでオープンではない
・HTML5、CSS、JavaScriptは全てオープンになっている
・Web上のビデオの75%(2010年現在)がFlashに保存されているが他の「H.264」形式でも見られる
・Macがクラッシュする理由の1つがFlashであること
・Flashを追加することで、iPhone、iPod、iPadの信頼性とセキュリティを低下させたくない
・フラッシュで再生することにより、あまりにも多くの電力(バッテリー)を使用する
・マウスを乗せるという方法がスマートフォンには無い為、指を使ったタッチと相性が悪い
昔はパソコンの動画と言えばフラッシュとまで言われ、無くてはならないコンテンツでした。しかし現在ではフラッシュでなくとも可能な技術があり、フラッシュのバグの多さや対応、オープンではない事を考えるとシェアが縮まってくるのも納得できるかもしれません。
パソコンで使って分かるフラッシュアップデートの多さ
私はスマホも良く使いますが、仕事やプライベートでもパソコンを頻繁に使用しています。使っていて感じることは、更新(アップデート)が多いという事です。
バグやセキュリティーホールが見つかったなどで、いちいち公式サイトに出向いて更新をかけなければなりません。その度に他のソフトも入れませんか?というチェックを外したりと手間がかかります。確かにadobe(アドビ)も慈善事業ではないので儲けを出さなければなりません、ソフトのライセンス料や使用料も分かりますが最近のアップデート数はかなり多いと言えます。
フラッシュはパソコンで、スマホでは別のソフトで
フラッシュはパソコンで再生する為に開発されたソフトであり、マウスとキーボードを使うことで利便性は更に増します。もちろん現在ではスマートフォンやガラケーといった携帯電話端末での利用が増えた為に、そちらでも仕掛けていくのは企業として当然ですし先行者の実力があります。
しかし時代は変わり、バッテリーの問題やスマホでの利便性、操作性、指を使ったスマホ独特の「タップ・スワイプ・フリック・ピンチイン・ピンチアウト」操作などでは、HTML5やajaxをはじめ他にも対抗できる技術があります。
現在のスマホではフラッシュは再生に使われている事は、提供されていない為ほぼありませんが、フラッシュがあったからこそ他の技術も生まれたわけでその功績は称えねばなりません。しかし今後はもっとオープンで信頼されるソフトが生まれるに従い、新しい技術がスマホには導入されていくのは間違いありません。