勉強へのやる気が出ない、やらなくちゃいけないのに進まないを改善させるには?

受験勉強や仕事など、人間は日々勉強が必要です。いつまでに何をやらなければいけないのか、それは分かっていても実際に行動が出来ずに、怠惰な日々を送ってしまうのは人間ですからある程度は仕方ありません。そこで「よし、やるぞ!」という風に本腰を入れるには、原因と対策を冷静に分析する必要があります。

なぜ勉強や仕事にやる気が起きないのか

やる気が出ないのは「やってもどうせ出来ない」という考え方に凝り固まってしまうことが原因です。人間は生きている限り、前に進む生き物です。しかし頑張っても結果が得られないと挫折を味わったとき、人間はやる気のスイッチを切ってしまうのです。その失敗があったからこそ、足を止めてやる気がなくなるのです。

しかし周りは勉強しているし、親もうるさく言ってくる、できないけどやらなくては、という風に諦めがちで勉強をします。そうすると結果が付いてこないので、更にやる気が出ないという悪循環の無限ループに陥ってしまいます。

失敗・挫折する⇒やる気が出ない⇒更に失敗・挫折する⇒更にやる気が出ない

こうなってくるとどうしてやる気が出ないのか、それを冷静に分析するのが困難になるほど考えはネガティブに凝り固まってしまいます。周りがいくら言おうと、何か衝撃的なことでもない限り、目覚めるのは難しいように思えます。

スケジュールを立ててみる

例えば夏休みの宿題は毎日少しずつやれば、無理なく終われるように作られています。しかし大抵の人はそれが実行できずに、後半に量を溜め込んでしまい苦しく事になり「多すぎる」となるわけです。

私が実際にやっていた方法は、科目と、具体的に何をやるのか?というところまで書いていました。数学、前回勉強したところまでの復習、教科書何ページまでの問題を解く社会、ノートの何ページまでの重要なワードを赤ペンで引く 英語、教科書何ページまでの和訳をするなどを具体的に書いていました。

これは、もちろん定期試験までの道のりを逆算して、その日に何をやるべきかを算出していました。大学受験や資格受験なども同じですよね。受験当日までに1冊終わらせるつもりであれば、1日何ページ勉強すればいいのかを計算できますよね。そうすると、今やるべきことが明確になるので、やらなきゃやばいかも!と思えるようになるのです。

出典:勉強のやる気が出ない君に学年180位が7位になった方法を教える

つまり10やるべきことがあったのなら、10日に分けて1日1つを実行して処理していけば、10日で終わらすことが出来るとスケジュールを立てるわけです。

今から10の事をやるぞ、と思うから多すぎてやる気が出ないのであって、10やることを思えば1やるくらい、どうってことはない、とそう考えを改めることが大事です。

ストレスを極限まで減らして、無理の無い計画を立てて少しずつ出来るという実績を作っていくわけです。そうすることによって「どうせ出来ない」から「これくらいなら出来る」に頭の考え方が切り替わっていくのです。

勉強はヒットアンドアウェイの繰り返し

無尽蔵でずっと戦っていける人はいません、それこそアンドロイドやサイボーグでもない限りは。人間は戦っては休んでの繰り返しで、物事を進めていくことができます。ボクシングや格闘技も途中にインターバルを挟みますし、サッカーや野球もハーフタイムやグラウンド整備を挟みます。

勉強は◯時間しようと設定するのでなく、なるべく短い時間で設定します。
例えば、30分間だけ集中して取り組む⇒休憩を挟む⇒30分間勉強する。以下、繰り返し。
この方がぶっ続けで取り組むよりも、取り組む間の集中力は高く効率的です。

出典:勉強のやる気が出ない時に試したい9つのこと

休憩を挟むことによって、少しでも集中力を持続する方向に持っていくことが大事です。やる気は勉強をする間だけ続けばよいので、休憩中は勉強の事を考える必要はありません。まさしくヒットアンドアウェイなのです。

やる気はご褒美を設定する

飴と鞭が大事とはよく言いますが、鞭ばかりでは人は動けません。何かメリットがあるからこそ頑張れるのであって、ノルマつまり目標を達成できたら何か自分にご褒美がある、それを設定してあげるのです。

あまりにも高い目標を設定するのではなく、目の前に見える目標を設定することが大事で小さい成功をしていきましょう。例えば点数が50点なら90点を目指すのではなく、まずは60点、次に70点という風に少しずつクリアできそうな課題を設定するのです。

それを続けているうちに高い目標に到達することができ、やる気も少しずつ上がっていきます。

どーしてもやる気が出ないなら勉強するな

どうしてもやる気が出ない時は、最終手段です。勉強をせずに外を走っていきましょう。運動することによって、気分転換になったり、血行が促進され勉強の準備体操として体の調子を整えることが出来ます。

勉強や練習をするのではない成長するのだ

勉強をしよう、練習をしよう、そういうと子供は反発したり、しんどそうな態度を取るものです。勉強や練習には「きつい」という印象があるからで、やる気は中々出ません。そういう時は「成長しよう」という言葉に変更しましょう。

これは社会人の新人研修でも言われることで、勉強をするのではなく成長をする、こうすることで意識改革を行うのです。目の前の見えることからトライして、ハードルを下げます。そして少しずつで良いのでハードルを高くしていきます。

1日5時間の勉強というと出来無さそうに感じますが、1日5分なら誰にでも出来そうですよね、そうやって5分が出来れば次は10分と徐々に時間を増やし、無理の無い目標を立ててやる気を引き出していきましょう。