最近は自転車が多くて事故が多い、自転車保険まで出るぐらいで盗難も多い。しかし、地域によっては全く自転車を使わないところや、自転車が無いと生活が・・・という地域まである。この差は一体何なのでしょうか、統計結果が出ています。
自転車保有率上位10都道府県
引越し会社の引越し時の自転車保有率です。自転車の保有率が高いということは、買い物やレジャーなども、車にあまり頼らずに自転車で向かうということになります。自転車通学や自転車通勤など、地方の場合は圧倒的に車率が高いと思いきや案外そうでもないようです。
1位:京都府
2位:大阪府
3位:埼玉県
4位以下は埼玉県・香川県・高知県・愛媛県・徳島県・東京都・千葉県・岡山県と続きます。
京都や大阪などが家に自転車がある確立が高いとのこと。確かに土地柄京都は入り組んだ地形が多く、車で観光に行くと渋滞がすさまじい場所があります。そういうときに重宝するのが自転車で、多用されているのでしょう。
大阪も少し出かける場合は、車より電車が多く、近場では自転車が目立ちます。もちろん放置自転車や盗難も多く、自転車地域といってもよいでしょう。商店街などでも歩行者より自転車が多い地域もあり、車でいくと止める場所がそもそもなく、コンビニなどでは路上駐車している車が多いです。土地代が高く、特に市内では駐車場を設けていないコンビニやスーパーがかなり多いです。
自転車保有率下位10都道府県
では逆に保有率が低い地域はどこでしょうか。大都市でないことは容易に想像ができますが、自転車が無い場合の代わりの手段はやはり車でしょう。車社会であればあるほど、スーパーやコンビニに行くだけで車を使う地域になっています。都市部であれば歩くだけでコンビニは近くにありますが、地方に行くと車でかなり行かないと食べ物も買えないなどはざらに存在します。それだけ土地の広さや感覚が異なるのです。
1位:沖縄県
2位:長崎県
3位:秋田県
4位以下は山梨県・石川県・福井県・鹿児島県・大分県・山口県・岐阜県と続きます。
なぜここまで沖縄は少ないのでしょうか、しかもダントツです。それは気温にあります。全国屈指の暑さを誇る沖縄県ですから、直射日光に長い間さらされるのが厳しいと考えるのは当然でしょう。
冬でもそこまで寒くも無いくらい、年間の気温は高いのです。沖縄は実は坂も多く、電車もそこまで発達していません。圧倒的な車社会なのです。
放置自転車はかなり減少している
駅前でよくみかけていたのが放置自転車です。学校に行くため、会社に行くため、遊びにいくために電車に乗るため駅前に放置する。停めてはいけない場所においていくのです。怪我や街の景観・事故防止などで撤去を徹底しているため、昔に比べて数はかなり減りました。
内閣府の調査によると。昭和58年は100万台近く放置されていたのが、平成25年では約12万台まで減少しています。撤去されると引き取りに行くのにお金が必要になり、出来る限り有料の駐車スペースに止める人が増えました。
放置自転車はスペースが少なく、人が多い都市部に集中しています。現に全国の放置自転車12万台の内2~3万台は東京です。地方に行くと駐輪場が無料で開放されている場所も多く、都市部とはまた異なった環境になっています。
自転車の道路交通法が改正された
自転車が増えすぎて、危険を防止するために2015年6月1日に道路交通法が改正されました。14歳以上の人が、『危険行為』で3年間で2回摘発されれば、3時間有料講習が義務づけられるというものです。
・信号無視
・酒酔い運転
・遮断機を無視
・ブレーキが無い
などなど。
スマートフォンを操作していたり、イヤホンを聞いていたりしても罰則の対象になるようです。その行為を咎めているのではなく、安全に運転するための音が聞こえなくなるからが理由です。
関西では傘を自転車に設置する人がいますが、それも危険で取り締まられるとの事。荷物は荷台やカゴに載せるのが交通法でバランスが悪くなる乗り方はご法度とされます。
自転車は安全に運転を
免許が無い自転車でも人に危害をあわせたり、時には事故や裁判に発展することもあります。自転車の事故が増え、保険まで出てくる時代です。周りを気にせず勝手な運転をする方が増えているのでこうなったのでしょう、雨の日なんてのは視界が特に悪く怖いですよね。乗らない地域の方はあまり関係ないかもしれませんが、自転車を普段から使っている方は、安全運転を心がけましょう。