お金が無くても最近の「スポーツカー」に乗りたい場合、どの車種が中古車として候補に上がるのか

自動車の価格も昔より上がっていて、それに加えて少子高齢化で自動車が売れなくなると言われます。地方を始めとした車を足に使ったり、運転が好きな方は毎日のように車に乗っています。しかしどうせ乗るなら可愛い・カッコイイ車に乗りたいのも事実、新車は高いし軽自動車以外を探そうとし、スポーツカーやエンジン音の良い車には憧れます。そこで問題になってくるのがお金ですが、安くても良い中古車はたくさんあります。レンタカーを借りるという手もありますが、やはり自分の車で所有したいものです。

中古の安いスポーツカーとは?

スポーツカーと一言で行っても国産・外車もありますし、燃費が比較的良いものや燃費が終わってるような普段使いに向かない車もあります。昔のスポーツタイプの車はMT(ミッション)が多く、AT(オートマ)は少ないですが最近のスポーツタイプでもオートマは増えています。

古いし燃費が悪いということは環境に良くないため、自動車税を始めとした税金や、大型のセダン以上となると車検代も高くなってきます。現実的に見て維持費が安いまでいかなくても普段でも乗れるような、中古市場で出回っている人気の高い、手に入りやすい自動車を主観でランキング付けします。

第5位:HONDA(ホンダ)CR-Z

ハイブリッドエンジンを搭載したスポーツクーペです。フォルムがカッコイイ、モーターとバッテリーで動く、ハイブリッド車です。低重心でかつ高剛性ボディで、安定性が高くスポーツタイプにしては燃費が良いのが特徴です。低速トルクがよく街中で普段使いに合います。

予算:60万~100万あれば十分状態の良いのが買えるでしょう。ホイールやマフラーといったカスタム装備も多くあります。2016年のファイナルレーベル仕様をもって生産終了となりました。お金に余裕があれば「無限」モデル(日産で言うNISMO)もあり。

第4位:SUZUKI(スズキ)swiftsports(スイフトスポーツ)

現在でも最新車種が発売されているスイフトのスポーツモデルです。乗り心地がよくコンパクトカーとして車庫にも入れやすい、何と言ってもスイスポは足回りの評価が高いです。ステアリングの正確度もよく、コーナーを曲がりやすく欧州車をイメージといっても日本国内でも人気は高いのです。エンジンは高出力でエアロパーツも独自のものが多数出回っています。燃費とパワーの両方を兼ね備えたコンパクトな車です。

予算:40万円~100万円あれば購入できますが、古いタイプの内装が安っぽいのは気にしないでおきましょう。最新モデルは中古でも中々値崩れしないため軽く100万円は超えてきます。

第3位:MAZDA(マツダ)RX-8

ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーと言えるこのモデル。ロータリーサウンドと言われる独特の音は好みが分かれますが、観音開きの4ドアで、高回転までスムーズに出せるのが魅力です。ハンドリングも良く街乗りも十分動きやすく燃費もスポーツタイプでは良いほうです。

予算:20万円~80万円出せば手に入りますが、あまりに状態の悪いものは維持費が高額になります。20万円は売っているというだけで、乗るなら60万円は出した方が安心です。2011年の特別仕様車『スピリットR』が最終モデルとなり生産終了になりました。ホイールやエアロパーツも豊富です。

第2位:MAZDA(マツダ)RX-7

RX-8の前身がRX-7で、スポーツタイプとして人気で頭文字Dでも登場しました。サバンナ・アンフィニの愛称で親しまれデザインがセクシーとも言われ、外装はひと目で車好きと分かるほどです。車体が軽くロータリーエンジンの高回転域は、これほどのレベルかというくらい気持ちいい走りをします。

コーナーでも安定しブレーキも効きやすいのが運転を楽しくさせます。しかし荷物は入らないし燃費は悪いし維持費もかかります、現在の需要では無くなってしまいました。

予算:80万円~120万円出さないと手に入らないくらい玉数が少なくなってきました。ラストのスピリットRタイプAなどは人気で200万円以上もします。2002年をもって生産終了になりました。

第1位:NISSAN(日産)フェアレディーZ(FAIRLADY Z)

現在でもnismo(ニスモ)を始め新型モデルが登場するフェアレディーゼット。自動車史上の代表的なスポーツカーモデルとして現在でも君臨し続けています。加速が素晴らしく高速道路で力強い威力を発揮し、安定性も文句無し、重量感もありステアリングも高いレベルです。エンジン音とマフラー音も素敵で、デザインもおしゃれ御用達といった雰囲気です。

予算:50万円~200万円出せば買えますが、古いタイプと新しいタイプではデザインがまるで異なります。走行距離が多かったり古いものも多いので、状態が良いものはある程度お金が必要になりますが、乗りたいだけなら安いのも買えます。ロードスターがあったり、パトカーに採用されているのも有名な話です。

スポーツカーは絶滅危惧種?

現在ではスポーツカーの価格も高騰しています、7年振りに復活したシビックタイプRも約450万円しますし、86やBRZも300万円近くするため若い20代では手が出しにくく、40代が乗っている印象が強くあります。もう少し安くて乗りやすいスポーツカーが出れば普及しますが、時代は軽自動車やコンパクトカーに押されています。しかし乗っている人が少ないからこそ他人とは違うデザインや、走る楽しさを味わうことが出来ます。警察車両や交通機動隊にマークされやすかったり、他の車から煽られることもありますが乗っていて楽しいスポーツカー、是非体験してみてはいかがでしょうか。