日本で熊と聞くと「動物園」にいる熊か、「野生」にいる危ない熊の2通りが思い付きます。冬に冬眠をしたり、アメリカ民謡の森の熊さんにあるように「ほのぼの」とした印象がありますが、野生の熊に襲われたり日本では対策が課題となっています。しかし中には熊がいて良かった?と思う出来事もあります。
泥棒を追い詰めた熊がいる
栃木県日光市と聞くと「地方」「田舎」「森だらけ」という印象がありますが、世界的な観光名所が数多く存在します。「日光東照宮」「華厳の滝」「中禅寺湖」「竜頭ノ滝」「江戸ワンダーランド 日光江戸村」など海外からの観光客も多いところです。しかし自然豊な場所という事はそれだけ「野生動物」が存在しているところであり、時には危険な場合に出くわします。
栃木県日光市の山林を逃走中にクマに遭遇、県警の捜査員とクマに「挟み撃ち」される形となり、身柄を確保されていたことがわかった。
泥棒が逃げている最中に熊が前に立ちはだかり、警官と挟み撃ちになり追い詰めたそうです。これが一般人なら感謝状や表彰物ですが、クマさんには渡せませんし渡す警察の所長も怖いでしょう。悪いことはしてはいけないとお天道様が見ていたのかもしれません。
嘘なようで本当のお話はたくさんあります
「現実は小説より奇なり」という言葉があるように、そこいらの小説よりよっぽど不思議な出来事も現実社会であるものです。タイミングや行動、通路や選択で全てが合致したのでしょう。
日本には警察犬がいますが、嗅覚に優れ時には犯人を追い詰める、優秀な警官(?)です。しかしその他の熊を始めとした動物は聞いたことがありません。調べてみると海外で兵士になった熊がいたそうです。
兵士になった熊がいた
冷たい時代だった第二次世界大戦中に、兵士として人々を癒し続けた「熊」さんがいました。その名を「ヴォイテク君」と言います。
イランで少年が親のいないヒグマの赤ん坊を引き取り、ポーランド軍に譲渡されたのが経緯ですが、伍長の階級と軍籍番号と軍隊手帳が発行されています。ハチミツや果物を食べたりレスリングをして兵士と遊んだりと、まさに人間のように人々を癒してくれました。
この物語は本になっていました、それがこちらです。
アマゾンで子供用に児童書として本が販売されています。過酷な現場での愛や動物と人間の関係について考えさせてくれる内容です。おとぎ話や童話ではない「人間」と「熊」との物語なのです。
農作業をする熊さんがいる
農作業という言葉を聞くと田舎で、おじいさんやおばあさんがクワを持って畑を耕して、野菜を収穫するという印象があります。年齢を重ねるにつれて結構な重労働になるのですが、何と代わりに熊さんが穴を掘っているのです。
ロシアでお婆さんが穴を掘っている隣で、チラチラとおばあさんを見ながら真似をして穴を掘っています。ここ掘れワンワンとは犬ですが、熊さんもおばあさんも二人一緒になって頑張って掘っているのが微笑ましいですね。
熊が見られる動物園や牧場
熊を見ようと動物園を探すとき、場所が北海道に偏っているのが分かります。人の少ない自然環境溢れる空気の美味しい地域だからこそ、伸び伸びと過ごすことができています。北海道以外ではどこにいるのでしょうか。本州からでも行きやすい地域の動物園を探してみましょう。
日本で熊さんがいる動物園
秋田県の市営で管理されているところです。ツキノワグマが木登りしたり両足で立って「ご飯ちょうだい」の仕草をします。
住所:秋田県北秋田市阿仁打当字陣場1-39
岐阜県高山市にある「ツキノワグマ」や「ヒグマ」が100頭以上いる大規模な牧場です。ショーや記念撮影も出来ます。
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根(安房トンネル入口)
熊本県阿蘇市にある動物園です。
クマの他にチンパンジー・猫・カピバラ・馬に乗れる乗馬・犬のドッグランなど動物ショーもあります。
住所:熊本県阿蘇市黒川2163
都会ではクマを見かけることはありませんが、自然豊かな日本です。地方の動物園には可愛い・カッコイイ熊さんがたくさんいます。生で見たことが無い方は1度その迫力を体感してみるのもいかがでしょうか。