警察のバイクは「白バイ」「赤バイ」「黒バイ」と3種類、用途の違い?

道路を走っている警察はパトカー以外にバイクがあります。現在は白い「白バイ」ですが、昔は赤い「赤バイ」や黒い「黒バイ」がありました。その違いと変更になった時期について調べてみます、昔はかっこよくて速い「ハーレーダビッドソン」などをバイクに用いられてたそうで、迫力満点です。

警察のバイクとは基本的に取り締まり時に使うもの

警察官が使用するバイクは「自動二輪車」に属しており、機動力がありパワーがある大型車が使われています。犯人の追跡や検挙に使われたり、交通違反の切符や取締りをしています。他には天皇陛下が来られる際の先頭車両や、大きなマラソン大会や駅伝といったイベントでも見かけることがあります。

地域の子供達への交通安全セミナーやイベントでは、バイクを使った走行デモストレーションや講習会も行われている事もあります。パトカーでは入れないようなところや、混んでいる道路でも脇道でもスイスイと走ることができます。


出典:警察庁

かなりの運転技術も必要になるため「白バイ大会」と言われる「不整地走行・モトクロス」「傾斜走行操縦・スラローム」「トライアル走行操縦競技」「バランス走行操縦競技」といった走行大会の競技もあるほどです。

日本の白バイは赤かった

1918年の大正7年に警視庁が導入したのが「バイク」ですが、今のような白色の白バイではなく、赤色の「赤バイ」でした。まるで仮面ライダーのように派手で目立ちます。


出典:PDD図書館

サイドカーが付いたタイプです、昔のハリウッド映画に出てきそうな迫力です。当初は赤かったバイクですが、海外の主にヨーロッパに習って白いバイクに変更になりました。現在で「赤バイ」を見かけることはありませんが、実は警察ではなく消防の方で赤バイは存在します。現在の日本の「白バイ」は、1936年から導入されています。

消防の為の「赤バイ」は救助活動に使われている


出典:消防活動二輪車 YAMAHA

世界に誇るメーカー「YAMAHA」製の震災や救助に活躍するバイク、それが消防の「赤バイ」です。震災が起こると瓦礫や放置車両など、物や人が集中する場所では救助や誘導の活動に消防車や救急車では移動が制限されます。そんな時に活躍するのが、バイクです。

維持費も安くなりますし、山道でも登れたりと活躍しますがそこはバイクですので、積める荷物の量に限界がありますし、あくまでも初動対応で活躍となります。

黒バイは2種類存在する?


出典:PDD図書館

上記は用心の護衛や警護に使われていたハーレーダビットソンの黒バイです。大統領や王族クラスの際に使用されていました。しかし現在では使用されていなくて、現在使われているのは「黒いオートバイク」の黒バイです。


出典:和歌山県警察 和歌山県

元々は和歌山県警が全国で初めて暴走族対策として導入したのが始まりで、そこから派生して全国でも使われるようになりました。黒豹隊(クロヒョウ)と言われる大型バイクで、和歌山県ではそれを使うことで暴走族が大幅に減ったとか、カッコイイです。