洗濯ネットに入れるかどうかは見た目で分かる、これを覚えれば洗濯が楽になる

選択をするときに困るのが、色移りや生地を痛めることですが、洗濯ネットに入れれば「とりあえずは大丈夫」という意識が日本人にはあります。しかし何でもかんでも入れるわけでもなく、洗濯ネット自体はあまり大きくないですし、入れる必要が無いものもあります。ではどれを入れればよいのでしょうか、答えは5種類だけ覚えると安心です。

洗濯ネットの本来の役割

大量に洗濯する際は、何かしら衣類を洗濯ネット(ほとんどはメッシュ素材)に入れるほど使用頻度は高いです。洗濯ネットへ洗濯物を入れるには、入れるための明確な理由があります。それは以下の通りです。

・洗濯したい製品の選択表示を見て「ネット使用」がある、手洗いマークがある
絡まりやすいストッキングなど
・ブラジャーなどホックやボタンが付いた取れやすそうな物
・ラインストーンやスパンコールの飾りがある物
型崩れや色移りしそうなもの

1ネット1商品で入れる

1つの洗濯ネットに複数の商品を入れることは避けましょう。衣類同士がこすれたり、重なることで痛んだり汚れが落ちない原因となります。元々他の衣類から離す為ですので、ネット内部でも衣類同士はくっつけてはいけないのです。

取れそうなものは、とりあえず裏返す

遠心力や水圧といった圧力がかかると、ほつれたり取れそうな物があります。それはボタンであったり、スパンコールなどの装飾品であったり、そうしたものは裏返しましょう。例え丈夫そうであっても、洗濯機の中ではどんな角度で触れ合うかは分かりません、心配なものはとりあえず裏返しをするという事を覚えておきましょう。

痛みやすい素材を見極める

レースがついていたり、キャミソールやブラの紐も伸びると困ります。ストッキングやタイツといったものは、強い力で絡まると大変です。ニットも型崩れを起こし、着れなくなるかもしれません。素材それぞれに強度は若干異なりますが、基本的には弱い素材・弱い衣類という事を覚えておきましょう。

洗濯ネットには種類がある

洗濯ネットを買おうと思ってお店に行くと、いくつかの種類があります。100円ショップでは選ぶ余地が無いかもしれませんが、大きく分けて4つあります。

1:目の粗いネット
2:目の細かいネット
3:ブラ専用ネット
4:大型衣類用ネット

飾りつきは目の細かいものを、破れ防止には粗いものを選びましょう。毛布などの大型製品は大型衣類用を選びましょう。最新の洗濯機では衣類だけ洗うモードがあり、ネット無しでも問題ない製品もあります。

洗濯ネットには折りたたんで入れよう

「とりあえず洗濯ネットに入れればいいや」と思いがちですが、洗濯ネットに入れるとある程度形を固定させることが出来ます。それはファスナーがついているからで、大きさをピッタリのサイズにすると均等に洗濯機のパワーが当たるのです。

【汚れが落ちずにダメージ】

・洗濯機にそのまま入れる
・洗濯ネットに適当に入れる
・洗濯ネットに折りたたんで入れる

【安定した汚れ落ち】

このように少しでも崩れずにダメージを与えずに洗いたい場合は、折りたたんで1つだけ入れましょう。時間がない場合や洗濯ネットが足りない場合、ストッキングなどは1個の洗濯ネットに複数入れても仕方ありませんが、その時には必ず1つずつ折りたたみましょう。

他にも「ワイシャツ」「ワンピース」「ボトムス」「スーツ用のズボン」「ブラジャー」これらも折りたたんだり、袖を重ねないようにしたり、大きいものは三つ折りや四つ折りにして洗濯ネットにそっと入れましょう。

汚れが酷いものは事前に少し洗おう

あまりにも汚れが酷いものは事前に手で洗いましょう。他の製品に影響があるだけでなく、ほとんど綺麗にならない場合もあるからです。同じような例えでいうと、食器洗い機でもカレーライスの付いたお皿など、ガンコ汚れは事前に軽く洗うのと同じです。

衣類の事を考えると、長持ちしてくれる

その衣類をどのようにして扱うか、それを考えて洗うとダメージにならずに長持ちします。少しの手間でそれだけ長く着れればありがたいですよね。洗濯する際も軽いものは上にして重いものを下にすると回転効率が良くなったり、工夫して洗濯してみましょう。色落ちが減ったり、擦れが無くなったり、型崩れが無いなど洗濯ネットは便利です。