子供に口座を作ってあげる時に注意する「暗証番号」とセキュリティーについて

子供に銀行や郵便局の通帳を作ってあげるときに困ることがあります。それは「暗証番号」をどうするか、ということです。単純なものだと危険だし、複雑にすると忘れてしまいそうです。指紋認証や静脈認証もありますが、暗証番号は基本的には必ず設定しなくてはいけません。

昔は個人情報を設定している方が大多数

昔なら誕生日や住所、電話番号など推測されやすい番号でも問題ありませんでしたが、今ではセキュリティーが強くなっており、窓口で付けようとするとエラーになって受付の方に注意されます。これは機械がその人の個人情報と暗証番号を照らし合わせているからであり、窓口の方にはどのような数字を入力したかは分かりません。

「推測されやすい番号は設定しないで下さいね」このように入力した後に受付の方から言われれば、機械が判断して窓口の方にはエラーと表示されているということです。

絶対につけてはいけない、極力つけてはいけない暗証番号

・誕生日
・住所
・電話番号
・免許証番号
・車のナンバー
・1234の連続数字
・7777などのゾロ目
・2017などの年数
・1192などのゴロあわせ

免許証を落としたり、他人から除かれたり、推測される場合があるので上記の番号は極力つけないほうが良いでしょう。どうしても覚えられない場合の為に、暗証番号を通帳やカード、財布にしまって置くのもダメです。財布を落としたときに使われる可能性があります。

ある法則性を利用する

例えば子供の誕生日に1を引くなど、7月10日が誕生日なら0710は容易く推測されます。そのために、それぞれの数字から1を引きます。0609というわけです、これならその人と関係があるとは推測できません。

電話番号が5442の場合、1を引くと4331となります。そもそも法則性があるのかどうか、どのような法則性があるのかすら本人以外には想像もつかないからです。

過去の数字を利用する

例えば昔東京に住んでいた頃の部屋番号にする、1003号室の1003など。数年、数十年前の場合誰も知らないばかりか本人も忘れそうな数字です。ポイントは直前ではなく、何個か前の部屋番号だという事です。

夫婦の記念日にする

夫婦が始めてであった日や、プロポーズした日を設定します。よく言われているのが結婚記念日は設定しない方がいいという事です。なぜなら結婚日は数字として記録に残っているためで、他人にいう事もあるからです。2人にしか分からない数字に拘るべきです。

どうしても思い出せない場合

銀行に通帳とキャッシュカードを持って、受付で事情を説明しましょう。免許証や保険証など本人確認が出来れば、再設定してもらうことが出来ます。合っているかもしれないと言う記憶ならば、1度試してみるのもアリです。しかし何度も間違えてしまうと、セキュリティーの為、不正と判断しロックされる場合があるので注意が必要です。

子供には暗証番号を教えよう

ある程度の年齢に達して、自己管理が出来るようになったら暗証番号を渡して管理させましょう。小さいときに渡すと、ATMの前で暗証番号を口に出して言ったり、周りで嬉しくて言いふらす可能性もあります。

忘れてはダメだという事と、大事なものであることをきちんと説明しましょう。いざ子供に教えようと思ったとき、親が忘れているという話は意外と良くあるものです。