ジメジメしてくると発生するのが「カビ」です。定期的に掃除をしておかないと建物にも影響があるばかりか、体調が悪くなります。しかしカビ取りの液や薬は効果が強すぎるものも多く、「混ぜるな危険」と言われるほど、扱いを慎重にする必要があります。もっと手軽にきちんと落とすには、人体に影響の無いものにしましょう。
カビを落とすには何が必要か
通常はカビを落とすには「消毒用アルコール」「漂白剤」などが必要になります。漂白剤を気になるカビの場所にかけて、その上から液が流れないようにティッシュなどを固定します。濡れた雑巾で拭いて消毒液が付いたブラシでゴシゴシすると汚れが落ちます。
部屋の壁にカビが発生した場合は「エタノール」などが殺菌作用がありますが、分解が出来ないので色が残る場合があります。石鹸水やキッチンハイターなどの漂白剤を使うのが無難です。
逆性石鹸の「オスバンS」などを薄めて使うのも手で、よくあるウエットティッシュの成分などもこのようなものです。殺菌効果は高いですが漂白できないので注意が必要です。
カビ対策は人体に影響が少ないものを
効果が強すぎる液剤などは手に付いたり、目に入ったりすると大変です。子供がいる場合は近づけてはダメですし、手伝わせることは出来ません。出来る限り人体に影響の少なく、かつ汚れが落ちるものは何でしょうか。
1:お酢を使う
お酢の力は強く、殺菌するパワーがあります。薄めてからカビをふき取るようにすると、本格的なカビになる以前のものならば取る事が可能です。あまりにも頑固な場合は効果は高くありません。
2:重曹
汚れを落とすものとして重曹が効果的です。比較的人体への影響が少ないもので、洗浄力が高いのです。これもブラシなどにかけてからゴシゴシしてみましょう。
カビの発生を防ぐことが1番大事
カビ掃除は大変で、時間も労力も使いますし、頑固なカビは体調が悪くなりそうです。その前に発生を抑えることが大事で、掃除はこまめにしましょう。
室内の湿度管理をして、湿度が70を超えてくることが長期間続くと危険です。カビが住みやすい家へと変化していきます。
カビを除去するのではなく水を除去することを考えましょう。湿気取りを設置したり、風通しを良くして換気扇や窓をこまめに開けましょう。
もし窓が遠かったり、空気の流れが悪い場合は、空気の流れが良い部屋から扇風機で循環してあげましょう。空気清浄機や除湿機を設置するのも効果的です。