寒くなってくると雪が降ってきますが、滅多に雪の降らない地域や毎年のように雪が積もる地域など、場所によって対策に温度差があります。しかしいざというときの備えをしておかなければ、とっさの判断も出来なくなります。雪が多い地域、滅多に雪は降らないが降った時にあると便利な道具は何でしょうか。
目次
雪道に強い装備を持っておく
雪が降るとスキーにスケートに、雪祭りにと子供ならソリも楽しくなりますが、自動車の場合は危険がいっぱい。その時の対策として装備を充実させておきましょう。
1:スタッドレスタイヤ
近畿地方より西の地域の方は馴染みがありませんが、スタッドレスタイヤは冬の定番のタイヤです。雪が詰まった積雪・凍結している道路に強いタイヤの一種です。通常はスパイクタイヤがありますが、スタッドというのはスパイクが無い状態のタイヤの事です。冬タイヤと呼ばれたりもします。
なぜこのタイヤを履かせるのか、それは事故起こすと危険なためです。ということは、ある程度のレベルのタイヤを選ぶ必要があり、ケチってはいけません。ある程度の価格の有名国産メーカーが無難です。
ブリザック(ブリヂストン)
アイスガード(横浜ゴム)
上記が定評がありどこのタイヤ屋やオートバックス・イエローハットなどでも販売されています。他にもダンロップのウインターマックスや、住友ゴムのエスピア、グッドイヤーのアイスナビなども候補に上がります。間違っても海外の良く分からないメーカーの安いタイヤは選んではいけません。
冬だけでなく夏用タイヤとしてもスタッドレスは活躍します。梅雨の時期や雨の多い日でも、濡れた路面に強い効果を発揮するので夏用タイヤとして活躍できるように保管しておくのも手です。
2:冬用のワイパーに変更する
「スノーブレード」と呼ばれるもので、ワイパーが雪用になっています。通常のワイパーとはどう違うのでしょうか、それはゴムが凍らずに雪が振り払えるという事です。通常のワイパーも消耗品ですので、ゴムと本体も取り替える必要が出てくるので、スペア用と考えて冬用に1個持っておくのが良いでしょう。
ワイパーの交換は簡単で、つまみを押しながら引っ張るとスポっと抜けますので、新しいのを引っ掛けるだけです。大抵は商品のパッケージにやり方が書かれているので、簡単に交換できます。
3:ウオッシャー液は凍る
ウォッシャー液も液体ですので、寒ければ水のように凍ってしまいます。濃度の割合を調整し1:1にしておきましょう。
タイヤチェーンはスタッドレスを履いていても着ける
スタッドレスさえあればチェーンなんていらないのでは、と思うかもしれません。確かに新品ならほとんどの場面で活躍できます。しかし新しくても、本当に凍った坂道は登ることができません。スタッドレスだけでは動かない、そんな場面も実は存在するのです。山道で頂上へ行く「最後の坂」が登れなかったという話もあります。
タイヤの交換をするまでもない地域では、タイヤの交換を滅多にしないため出来ない方もいます。そういうときはチェーンをもっておくと、巻き方さえ覚えておけばその場で使うことが出来ます。
ジャッキも持っていれば臨機応変に対応できる
タイヤを交換する際に必要なのがシザースジャッキです、すぐにタイヤ交換をしたい場合には便利です。最近ではタイヤ交換の際に、ジャッキがなくても出来るタイプのものがありますが、ジャッキアップするほうがスムーズに交換が出来る場合がほとんどです。出来れば安定感重視の「油圧式」ジャッキが良いでしょう。
雪道に強い、小物で必要なもの
チェーンやタイヤの他には、ショベルや牽引するための牽引ロープが便利です。作業する際の車止めのブロックなんかもあれば良いですね。
冬の寒い時期の運転は、更に安全運転で
路面状態が悪ければ、ブレーキの効きが悪くなります。メンテナンスも大事ですし、ブレーキの効きが今一つだと感じたらディーラーや整備工場で点検してもらいましょう。
車間距離も思っていた以上に滑ったり、視界が悪いことも多くなります。いつも以上に十分な車間距離を保って、交通状況により敏感に反応できるようにしましょう。