充電池が使えない電化製品、通常の乾電池を長く使うにはどうすれば良いのだろう?

電化製品には充電池を使わないでと書いてあるものが少なくありません。充電池で動かないことも無いが、後々の事を考えると通常のマンガンやアルカリ乾電池にした方が良いという場合があります。しかし長く持たないとすぐに買い換えなければなりません、充電池の方が繰り返し使えるし経済的で節約になるのでは・・・。乾電池を少しでも長持ちして使うことは出来ないのでしょうか。

充電池と乾電池の違いとは?

充電池も今はたくさんの種類があります。パナソニックのエネループ(eneloop)・エボルタ(EVOLTA)・Amazonベーシックの充電式ニッケル水素電池など、日本産から中国産まで値段も様々です。通常の乾電池も種類はありますが、マンガンとアルカリ電池とパワーが異なります。

皆が知っている事実としては下記ぐらいでしょう。

Q6. 充電式電池と乾電池とは、どんなところが違いますか?
乾電池は、一度しか使えない使いきりの電池ですが、充電式電池は充電し、繰り返し使える電池です。

出典:電池工業会

では仕組みはどのようなものになっているのでしょうか。

乾電池は「不可逆反応」という方式をとっています。マイナス極から化学反応をして電子を出していますが、化学反応後に元に戻すことは出来ません。ですので一方通行の為、1度出し切ると充電は出来ません、1回きりの使い捨てとなるわけです。

充電池は「可逆反応」という方式です。これは充電時と放電時で逆の化学反応を行えるようになっています。電気を化学にエネルギー変換して蓄えることが出来る為、充電することが出来る仕組みです。

この電気を充電池に上手く流す機械を「充電器」と呼びます。充電器にも乾電池式の「ニッケル水素電池」とデジカメに入れる「リチウムイオン電池」などと種類があるので、規格に合った充電器を使わなければなりません。

意外と知らないマンガンとアルカリの違い

ではホームセンターやスーパ・コンビニ等で安く売っている「マンガン乾電池」と少し値段が高い「アルカリ乾電池」はどう違うのでしょうか。

(1) 中に入っている材料は両方とも、プラス極材料に「二酸化マンガン」、マイナス極材料に「亜鉛」を使っていますが、材料の量や形、部品そして、中の作りが違います。

(2) パワーが違います。

出典:Q4. アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違いは何ですか? 電池工業会

アルカリはパワーがあり、長持ちします。大きなパワーが必要な機械を動かすのに適しています。

マンガンはパワーは弱いですが、休みながら使うと(連続して使わないという意味)少し電圧が回復します。テレビやクーラーのリモコンにぴったりです。目覚まし時計や懐中電灯などにも基本はマンガンで問題ありません。

充電地を使ってはいけない理由は何なのか?

実は充電池を「使ってはいけない」機械というものがいくつか存在します。よくあるのが子供用の玩具(おもちゃ)です。

ご使用いただけません。充電式電池は電気を蓄える容量が大きい為、
お子様が遊ぶおもちゃで何か不具合があった場合に電気が流れ続けることになって、
充電式電池の破裂や発火・発熱などを起こしてしまうことがあります。
おもちゃには乾電池をご使用頂きますようお願いします。
また、乾電池の特性に合わせて設計されている商品は、充電式電池では適切に動作しないことがあります。
(異常動作、発熱、動作しないなど)

出典:充電池は使えないのか? TAKARA TOMY

玩具で有名なタカラトミーが公式で出しています。乾電池用として設計されているため、動かない可能性があることと発火や事故に繋がる可能性があるとのことです。最近の充電池はエネループやエボルタなどパワフルで長持ちするものが多いので、通常のマンガンなどでは考えられないトラブルを起こす可能性があるのです。

特に子供が使うものは危険になっても良く分からない、子供では判断できませんので安全の為にはマンガン乾電池・もしくはアルカリ乾電池を使うようにしましょう。

乾電池を少しでも長持ちさせるには?

乾電池の注意書きでも書いていますが、正常な温度や環境で動作させることが望ましいといえます。高温多湿の場所は避け、直射日光を当ててはいけません。

袋から取り出して長い間使わない場合は、ビニールの袋に入れて密閉して保存しましょう。ずっと使わないままリモコンに入れたままにしておくと液漏れする可能性があります。

自動車やパワフルな機械でもそうですが、長い時間連続して動かすのは機械によくありません。マンガンは特に少しずつ休みながら使うと、電圧が少し回復しますので他の電池も同様に使わないときは抜くことを心がけましょう。

電池の端子の部分に傷がつくと、正常に放電しない可能性があるのでよくありません。丁寧に扱うことを心がけて、新しい物同士、古い物同士と新旧・銘柄違いを混同させずに使うようにすると安定して使うことが出来ます。