近年コインランドリーが増えています。コインランドリーといえば、昔は自宅に洗濯機が無い人が古いアパートから出てきて、コインランドリーで新聞を読みながら洗濯を待つというスタイルが多かった時代がありました。しかし今は裕福な家や自宅に洗濯機があり、自動車でわざわざ洗いに来る方も増え、需要が増しています。
コインランドリーの数
コインランドリーが増えているとは言っても、どのくらいの数でどれくらいの規模で増えているのでしょうか。厚生労働省の調査では毎年約5%前後の割合で増えているそうです。
出典:東日本コインランドリー連合会
以前は1万店舗以下でしたが、現在では約18,000店舗以上とその数をドンドン増やしています。これはニーズが出てきたからであって、アメリカと人口当たりの比率を見れば日本はまだまだ低い位置にあります。
ではなぜここまで増えているのでしょうか。
乾燥が出来るのが強み
自宅での洗濯は二層式から全自動となり、ドラム式なども登場し乾燥機能を持っているタイプも増えてきました。しかし乾燥機付き洗濯機は場所も取り長時間の電気代もかかり、本体の価格が通常と比べて高く、まだまだ各家庭への浸透率は低いものです。
そして梅雨や雨の多い時期には、どうしても部屋干しになってしまいジメジメし、衛生的にも良くありません。しかもそれが何日も続けば、生乾きで臭いも発生する洗濯物がドンドン増えてしまいます。
特に最近では、花粉症やアレルギー・ハウスダストなどで敏感な子供も増えています。少しでも早くこれらの状態を改善するにはコインランドリーが早いというわけです。
タワーマンションは干せない
都会のタワーマンション憧れますよね、しかしデメリットも多く洗濯物を干すことが出来ません。あまりにも高い位置にあるため、風が強すぎて危険なのです。アパートやマンションでは夜中に洗濯が出来ない家庭も多く、その際はコインランドリーで洗濯するしかないのです。大きな音を立てても良い場所に作られているので安心して洗って乾かせます。
大きな布団やクリーニング物も洗える
布団や毛布・こたつ布団やカーテン・カーペットも洗える大型のコインランドリーも多く、自宅では中々洗えません。しかし業者に依頼すると高額で時間も取られます。そういった場合にコインランドリーが便利というわけです。
ワイシャツ(Yシャツ)やクリーニングが必要な服なども、クリーニングに出すよりも安価な値段で洗えて、経費削減することが出来るので主婦・ママさんは大助かりです。本当に大事なものや高価なもので失敗したくない場合は、クリーニング屋でお願いする方がよいかもしれません。
毎日洗濯する時間があれば良いですが、共働きや忙しい方などは中々手が回りません。しかしコインランドリーは24時間開いている事も多く、数日分・1週間分などまとめて洗濯することができるのです。
場所によっては高性能機もあります
おしゃれなカラフルなカフェのようなコインランドリーもあれば、洗剤や柔軟剤も自動投入で持ち込む必要が無く、洗浄する前に無料でドラムを洗ってくれるものまであります。洗濯終了数分前に、モーニングコールのような終了するよ電話で自動電話が来るところもあります。
自宅に洗濯機が無い方も来ますが、今となってはそれは少数派です。効率よく費用を抑えて、手間を無くして綺麗に洗える工夫をしている方が訪れる、そんなスペースが現在のコインランドリーです。