避難時に女性が「役に立った」と思う9つ道具とは?

地震や震災・津波などで避難生活を送る際に、これがあればと思うものはあげればキリがありません。特に女性にとって役に立つ、あって良かったといわれているものは何があるのでしょうか。避難時の9つ道具と言われているものは今から用意し、いざという時に使いましょう。そして避難場所に必要なものなので優先的に届けてもらうようにしましょう。

1:ウェットティッシュ(赤ちゃん用のお尻拭き)

清潔に保つ為に必要なのがウエットティッシュです。アルコール除菌付きとそうでないものがあり、子供や自分の体などを拭く為に使えます。衛生面で不安な避難時こそ必要で、除菌効果があればインフルエンザやノロウイルスといった感染症からの予防にも役に立ちます。

赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんの体や手足を拭くときに使える、あかちゃん用のお尻拭きが必要です。皮膚の弱い赤ちゃんには普通のティッシュでは被れてしまったりし、まともに拭けないからです。

2:女性のデリケート用品

女性のデリケート用品や育児用品など、供給が少ない場合があるのである程度の一定数は確保しておくことが大事です。配給などの力仕事は男性が多く、なかなか要望として伝えにくいという状況もあります。

3:水や簡易栄養食

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給水車も来てくれますが僻地や田舎では対応が遅くなります。ペットボトルのミネラルウオーターなどを備蓄しておくに越したことはありません。また配給の水を入れるのに水筒やペットボトルでは小さく、ポリタンクなどを用意しておくと便利です。ただしあまりにも大きいと持ち運べないという欠点もあります。

カロリーメイトやウイダーインザリーなどの栄養食や栄養ドリンク系も、小さくて栄養が詰まっているのでいざという時役に立ちます。

意外と知られていないのが口の口内環境を保つ方法で、キシリトールなどを配合しているガムを用意しておきましょう。特定保健用食品(トクホ)や歯の健康を保つなど、ラベルを見ると書いていますので、歯磨きが出来ない時に備えましょう。

辛いものや味がかなり濃いお菓子などは喉が渇くので、比較的味が薄いお菓子を少し用意しておくと子供をなだめたり、小腹が空いたときにつまめるので役に立ちます。

4:サランラップや紙コップ・紙皿

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食べ物をもらったとして何に乗せて食べますか?もちろん使い捨てのお皿やコップもあるでしょうが、あまり何度も使うと衛生的ではありません。特に夏場は雑菌が繁殖しやすく、お皿の上に乗せるサランラップを使うと何回でもお皿を乗せて使えますし、最悪地面でも引いて食べることができます。

怪我をした際の止血や包帯代わりにも使えますので、一本持っておくだけでも安心です。

5:冬の避難時の対策

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マスクは必需品です、風邪やウイルスが蔓延している場合も有ります。そして瓦礫などで粉塵がまいあがり吸い込むと肺に影響が出ないとも限りません。古い建物でアスベスト(石綿)などの粉塵で病にというのが話題にもなりました。

少しの出来事でも体調を崩しやすくなり、お年寄りなどは特にマスクは必須で冬でない春先でも花粉や黄砂、PM2.5など飛んでくるものはたくさんあり常時必要になります。

そして寒さや風をしのぐには毛布やひざかけといった、体を覆うものが必要になります。特に女性は冷え性で体を冷やしやすい方が多いという他に、ガラスの破片などから肌を守ってくれる役割もあります。プライバシーを守るための目隠しにもなり、かなり重要なアイテムであることが今までの避難生活上判明しました。

6:携帯電話・充電器

連絡を取り合ったり情報を得るのに大事な電話です。メールやLINE(ライン)、電話番号だけで連絡できるショートメッセージなど、伝言を残す際にも必要になります。

しかしバッテリーが無くなってくると通話もままならないため、予備の充電器やバッテリーを常に用意しておく必要があります。いざというときに繋いで充電も出来ますし、日頃のバッテリー消費にも役に立ちます。

最近ではソーラー発電で充電できるバッテリーもあります、避難時に電気の取り合いや待ち時間を気にせず使えますが、おまけのような機能が多く充電には丸1日かかったりとあまり実用的ではありませんが無いよりはマシでしょう。

7:持ち運びテレビやラジオ

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電池式だけでなく、ぐるぐるとレバーを回して発電したりライトになるものもあります。情報を確実に取り入れる為に特にラジオは持っておきましょう。都会なら情報は入ってきますが、山間部や田舎では情報が入ってくるのが遅く、寸断されたり孤立しても聞くことが出来るアイテムを持っておくことは非常に重要です。ライトの他にも非常灯やサイレンがわりになるものも売られています。

8:粉ミルク・離乳食

小さい子供がいる場合は、人前でミルクをあげるには用意しておくと安心です。赤ちゃんがいる人にとっては必ず必要で、いない場合は必要ありません。離乳食も瓶ではなく食べやすいレトルトパックにするなど工夫する必要があります。

9:軍手やビニール袋

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瓦礫や破片から身を守る為に使い捨ての軍手も持っておきましょう。ビニール袋も不要なものと必要なものを分けたりまとめるのに必要で、いざというときに雨具にもなります。

いつどこで避難をするのか分からない

いざというときの備えは必要で、特に食べ物などは少なくても1年に1回はチェックをするようにしましょう。自宅やマンションでは何が倒れてくるか、何が飛び散るかなど想像し、倒れてこないように対策を立てたり、移動するのがスムーズになるように日頃から片づけを徹底し避難通路の確保も怠らないようにしましょう。

災害伝言ダイヤルの171番も覚えておき、緊急の連絡先などもまとめておき出来ることからはじめることが大事です。