日本国内でコアラが見れる場所は9箇所

コアラといえばオーストラリアを思いがちですが、国内の動物園でもコアラを実際に見れる場所はいくつか存在します。お菓子やぬいぐるみなどでも大人気のコアラ、どこにいけば会えるのでしょうか。

そもそもコアラってどういう生き物?

灰色の毛並みとお腹が白、というのが特徴のカンガルー系のコアラ科です。ユーカリの葉が大好きで、タンニンが多く含まれています。茶葉に含まれるカテキンのようなものです。

基本的に温かいオーストラリアに住んでいて、地球で最初に発見された時は「ナマケモノ」と間違われそうになったとか。

木の上で生活をしていて、あまり動くことは少なく子供を背中に乗せていることも多くあります。

ロッテ「コアラのマーチ」でお馴染みで、お菓子として人気も絶大です。といっても、コアラが描かれているだけのチョコ菓子です。

コアラが日本に来たのはいつから?

コアラがはじめて日本に来たのはいつなのでしょうか。今まではカンガルーが主流でしたが、人気ではコアラも負けてはいません。

日本に初めてコアラが来たのは1984年10月25日でした。このときは東京都多摩動物公園、名古屋市東山動物園、鹿児島市平川動物公園の3園で同時に飼育が始まりました。

出典:日本動物園水族館協会

日本では9箇所でコアラが飼育されているが、あまり広範囲で盛んに飼育されないのは飼育代が高額なことが原因ではないだろうか。

愛知県名古屋市にある東山動植物園のコアラのえさ代が大変なことになっている。コアラ7頭で年間にして5600万円かかるのだという。これは1頭あたり約800万円のえさ代がかかっていることになる。

出典:【コアラ通信】東山動物園のコアラのえさ代年間5600万円に「維持できないのなら飼うな!」の声

ユーカリの葉がとても高く、ゾウやキリン・ライオンなどと比べると遥かに高額になってくるというのだ。確かに食費に医療費にその他もろもろ換算すると1匹800万はすごいコストだ。だがコアラ見たさに動物園を訪れるお客さんも多いため、目玉としているだけでも存在感が違います。

日本でコアラが見れる9箇所

1:埼玉県こども動物自然公園
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埼玉県東松山市にある動物園です。他にもカンガルー・ワラビー・ミーアキャット・レッサーパンダ・ナマケモノ・アリクイなどが飼育されています。

2:東京多摩動物公園

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東京都日野市にある動物園です。他にもコウノトリ・インドサイ・アジアゾウ・エミュー・オラウータン・ユキヒョウ・狼・トキなどが飼育されています。カメラ目線のコアラが可愛い。

3:横浜市立金沢動物園

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横浜市金沢区にある動物園です。他にもバクやテナガザル・マーラ・ニホンカモシカ・ペリカン・ヒツジ・カンガルー・アオダイショウ・ポニー・ミニブタなどが飼育されています。

4:名古屋市東山動物園

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名古屋市東山にある動植物園です。他にもクマ・サル・コンドル・ペンギン・キリン・カバ・ウサギなど、他にも日本でここでしか見れない動物もいます。花や植物もたくさん。

5:天王寺動物園

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大阪市天王寺にある動物園です。他にもコウモリ・マンドリル・メガネグマ・ピューマ・ジャガー・アムールトラ・野間馬・フタコブラクダ・ワニ・フクロウなどが飼育されています。

6: 神戸市立王子動物園

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兵庫県神戸市灘区にある動物園です。アシカ・フラミンゴ・クジャク・インコ・ジャガー・アヒル・オオヤマネコ・ヤマアラシ・ジャイアントパンダなどが飼育されています。遊園地や科学資料館もあります。

7:兵庫県淡路ファームパーク イングランドの丘

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兵庫県南あわじ市にある動物や自然に触れ合えるところです。種類は多くないですが、コアラが目玉だけあって何と6頭もいらっしゃいます。関西でコアラといえば、ここは外せません。

8:鹿児島市平川動物公園
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鹿児島市平川にある動物園です。他にもアライグマ・ホワイトタイガー・サバンナモンキー・ツキノワグマ・ピューマ・マントヒヒ・ラマ・ロバなどが飼育されています。

9:沖縄こどもの国
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沖縄県沖縄市にある動物園です。動物園だけでなく子供たちの為のキッズイベントや、乗り物なども数多くあり、200種類の動物がいるそうです。

日本でコアラは希少です

日本全土を見ても9箇所しか見れないコアラ、主力として取り扱っている動物園もあれば、他にも数多くの動物園もあり、楽しめそうです。ただしコアラをはじめ、飼育している動物は稀に変更になる可能性があります、最新の状況は公式サイトで確認してください。本当にコアラが大好きになった方は、本場のオーストラリアにいって見るのも良いかもしれませんね。