電話番号と言えば市外局番や携帯電話の番号などが有名です。110番の警察や119番の消防への連絡は子供でも知っていますが、以外と知らない電話番号って多いものです。なぜ知らないか、理由は簡単です。それは、使うか使わないか、または緊急性があるかないかで変わるからです。電話番号にはどういうものがあるか、見てみましょう。
電話番号の種類とは？
携帯電話・PHSの電話番号は皆さんご存知の「090」「080」「070」からはじまる番号で、近々「060」が追加されます。
「050」は元々IP電話用の番号で、現在では携帯電話・スマートフォンのアプリとして「050 plus」などが有名で、iphone・アンドロイドで使われている方も多いのではないでしょうか。
自宅や仕事用の固定電話では、市外局番というものが存在します。地方別・都道府県別では下記の通りになります。
01：北海道/北東北
(北海道・青森・秋田・岩手)
02：南東北・北関東・信越
(宮城・山形・福島・新潟・長野・群馬・栃木・茨城)
03：東京都
(東京23区)
04：南関東
(東京の一部・千葉・神奈川・埼玉)
05：中京・東海
(愛知・静岡・山梨・岐阜・三重)
06：大阪府
(大阪市と中心部)
07：近畿・北陸
(和歌山・奈良・滋賀・京都・石川・富山・福井・兵庫)
08：中国・四国
(広島・山口・島根・岡山・香川・徳島・高知・愛媛)
09：九州
(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分)
年配の方でよくあるのが、電話番号を伝えるときに市外局番を付けずに伝えることです。同じ市内ではよいですが、基本は06からと市外局番を付与して伝えるほうが間違いが起こらずに済みます。
3桁の重要電話番号
3桁の重要電話番号は、現在22種類存在します。その中でも特に大事な電話番号、つまり緊急性が高く覚えておいたほうが良いとされる番号は以下です。
【110番】
警察への連絡です、緊急の際に使用します。
【119番】
消防への連絡です、救急車や消防車が必要な際に使用します。
【171番】
災害用の伝言ダイヤルです。地震や津波などで災害が起こった際に、電話が繋がりにくくなる場合があります。その際に特別にNTTが設ける番号です。
171は常にあるわけではなく、災害時に提供が開始されます。被災地にある固定の電話番号で、録音する形になります。171を押してから、自宅の電話番号を押し、録音します。その際に暗証番号を設定し、特定の方のみ聞かせることも出来ます。再生する場合も、171を押して、電話番号を押して再生します。
注意したいのは、録音時と再生時に通話料がかかるということです。最近減少している公衆電話からの際は、小銭切れに注意しましょう。
【118番】
こちらは海上保安機関へ通報となります。陸上ではなく、海上や海や川で水難事故等が発生した場合に使用されます。最近は間違い電話が多いみたいで、緊急番号の為確認してからかけましょう。
3桁の調べ物したい電話番号
【104番】
電話帳に登録のある電話番号を案内してくれます。1回案内してもらうのに時間帯によって60円～150円お金がかかります。名前と住所から番号を案内してもらえます。
【114番】
相手先の電話番号が繋がらない、そういう時に114番では「お話中」かどうか調べてくれます。ただし平日の営業時間外以外は、録音受付になってしまうので後日の連絡になります。
【117番】
時報です。現在何時何分か、正確な時間を教えてくれます。通話料がいるので注意が必要です。
【177番】
天気予報の番号です、電話を掛けた地域の天気を教えてもらえます。市外局番＋177にかけると、その地域の天気を教えてもらうことが出来ます。通話料が必要になります。
3桁の相談したい大事な電話番号
【116番】
NTTの電話の開設や移転など、営業時間内で受け付けて相談にも乗ってもらえます。年末年始以外の土日祝も営業してるのがありがたいです。
【188番】
消費者ホットラインです。消費生活相談窓口等を案内してもらえます。悪質な訪問販売や、通信販売でのトラブルなどの相談に乗ってもらえます。188は嫌やで覚えましょう、お年寄りでも覚えやすいゴロですね。通話料がかかるので注意です。
【189番】
児童相談所へのダイヤルで、電話すると近くの児童相談所へ繋がります。189はいちはやく、で覚えましょう。福祉や子育て、虐待や非行など、子供に関するあらゆる相談を受け付けてくれます。もうダメだと思ったら、迷わず連絡しましょう。
緊急用は覚えよう
110や119・171など緊急性のある番号は覚えましょう。いざというとき頼りになるだけでなく、自分や他人を守るためでも重要になってきます。110番や119番以外の、ほとんどの電話番号が有料なので注意しましょう。
