お笑い芸人で高血圧は笑えない、愛くるしいフォルムとは裏腹のリスクが高すぎる生活とは

お笑い芸人で太っている方はたくさんいます。それが相撲取りのように鍛え上げられた「筋肉」であるなら別ですが、大多数は脂肪・肥満・不健康とされています。ネタとしては面白くても、いつ倒れるかわからない状況になれば、それはもはや笑い事では済まされません。ここでは特に酷い・酷かった2人を紹介します。

高血圧の定義とリスクについて

高血圧とは一般的に、血圧が正常値を超えている状態が続いている事をいいます。血管の壁に圧力がかかり、患者数は1,000万人とも言われています。見た目では分からないし、症状も判明しにくく、後から急にくる事が多いのです。知らない間に症状が進行している、甘く見ていると怖い病気です。

高血圧になると合併症が多く、「塩分を控えめに」「運動するように」「タバコはやめるように」といった事がよくいわれています。酷くなれば脳梗塞や腎不全といった恐ろしい病気に繋がる可能性があるからです。

知り合いでくも膜下出血を発祥して生死を彷徨った方もいます。寝たきりや他の疾患の発祥リスクも気をつけなければなりません。

サンドウィッチマン:伊達みきお


グレープカンパニーに所属している芸人で、サンドウィッチマンがいます。上記の金髪の方が伊達さんです。2007年にM-1グランプリの王者となり、東北楽天ゴールデンイーグルスの応援大使でもあり、テレビやラジオに引っ張りだこの人気芸人です。相方の富澤たけしさんとの掛け合いが面白く、中堅といっても1974年生まれで2018年で44歳です。

40中盤と言えば、健康に気をつけないといけない年齢です。読売テレビで放送していた「上沼・高田のクギズケ!」という番組で医師から強い警告を受けました。

高血圧のために医師から「いつ死んでもおかしくない」と警告を受けていることを明かした。伊達は血圧について「上が211の下が147なんです」と明かし、共演者らの驚きを誘った。番組コメンテーターの医学博士吉田たかよし氏は「それはもう悪性高血圧という水準を満たしています。大変危険」と指摘。

出典:サンド伊達 医師から「いつ死んでもおかしくない」…血圧200超、タバコは論外

いくら降圧剤を服用しているといっても、まだ160もあります。タバコもやめていませんし、食生活や運動が改善されていないのです。お笑い界になくてはならない人物になりつつあり、コンビの事、ファンの事を考えているならば対策を打たなくてはいけません。禁煙して食生活を改善し、長く元気でお笑いを続けて欲しいものです。

安田大サーカス:HIRO


安田団長とクロちゃん、そしてHIROのトリオです。左の太っている方がHIRO君です。ABCお笑い新人グランプリで審査員特別賞や上方漫才大賞の奨励賞を獲得するなど、面白い芸人さんでした。しかしHIRO(ヒロ)が「高血圧」で「左脳室内出血」を発症して入院することになりました。そこからダイエットをして健康的な生活に戻っていくのですが、当時はかなり危険な状態だったのです。

HIROは16日昼に自宅で嘔吐(おうと)。頭痛もあったため風邪だと思い、タクシーで近所の病院で診察を受けた。脳出血の疑いがあったため、脳神経外科がある別の病院に緊急搬送され、そのまま入院。集中治療室で治療を受け、高血圧による左脳室内出血と診断されたという。もともと高血圧の持病があり、搬送時には200ぐらいまで上昇していた。

出典:安田大サーカスのHIRO 頭痛とおう吐訴え緊急搬送 1カ月の入院予定

幸いにも命に別状は無く安心しましたが、血圧が200を超えるなど異常な状態でした。大食いキャラで食べ物をとにかく食べていましたが、日頃の不摂生がたたり入院することになったのです。

高血圧で認知症になる?

高血圧になると何も良い事がありません。血圧計で朝夜に測定し、メモをしている方も増えてきています。その目安となるのが数値ですが、一般的には下記の数値が目安となっています。

日本高血圧学会が示した、「収縮期血圧(最高血圧)は120~129mmHg」、「拡張期血圧(最低血圧)は80~84mmHg」が「正常値」ということで落ち着いた。収縮期血圧が140mmHg、拡張期血圧が90mmHg以上になると、日本では高血圧だと診断される。

出典:「血圧」の大きな変動が「認知症」リスクに~血圧測定よりも心がけたい生活習慣とは?

ここでは血圧の変動が激しいと認知症リスクが「2.27倍」になると書かれています。血圧はストレスで上下するもので、血圧を毎日いかにして安定させるかが肝になってきます。

日頃から運動をして食生活は野菜中心で、ストレスを極力溜めない生活が高血圧を改善し、健康を取り戻すことは明らかですので身近な人には是非改善に取り組んでもらいたいところです。