男性の方でトイレで「おしっこ」がしたくなった時、立って用を足す方と座って用を足す方がいます。この2つを合わせると99%になるのですが、残り1%が「その他」と書かれています。これは一体何を意味すると思いますか。
昔は立って「おしっこ」をするのが当たり前?
戦後は男性で「座っておしっこ」をするという方は少なく、10数年前には新聞か何かで2~3割近くが座ってするというのを見かけました。現在ではその差は更に縮まっています。
日本トイレ研究所によると、立ってする方が若干多いという結果が出ています。
■立ってオシッコをする人は55.3%、座ってオシッコをする人は43.7%と、立ってオシッコをする人が半数よりやや多い
■座ってオシッコをする人の内訳では、「自分の意思で座ってオシッコをしている」人が35.3%、
「家族に言われたので座ってオシッコをしている」人が8.3%と、自分の意思で座ってオシッコをしている人が多い
これは主に「家族」という言葉が出ているので自宅での事を指しています。これが会社や駅やスーパーを始めとした、公共機関のトイレではまた違った結果となるでしょう。
なぜ立って「おしっこ」をする方が減ったのか
トイレを掃除する方なら分かりますが、意外と気をつけて「おしっこ」をしても飛び散ってしまうもので掃除が大変です。掃除をしている方が家族・同居人の男性に対して「座ってするように」「出来るだけ飛び散らせないように」と伝えているからが理由です。
老人ホームでお年寄りを見る機会がありましたが、車椅子に乗っている方が多く自分で立つ力が無い方が多くいました。この場合はトイレで立ってするとなると、まだ力がある方は手すりを掴んで用をします。しかしそうでない方は自然と座って用をすることになります。
立つ・座る以外の残り1%は何か?
「おしっこ」をする際に、立ってするのと座ってする方でほぼ全てを占めています。しかしほぼ全てといっても99%で、残りの1%は何があるのでしょうか。
思い当たるものとしては「障害者」「寝たきり」の方がおこなう「おむつ」で排尿することが考えられます。つまり寝ながら「おしっこ」をするという事です。ベッドから降りなくても排泄することが可能なので、残りの1%で考えられるのはこれ以外ありません。「ポータブルトイレ」という手段もありますが、これは持ち運びができるタイプのトイレであり、基本的にはそこで「座って」おこないます。
出典:Panasonic
ポータブルトイレで有名なのがパナソニックの製品です。上記のように座席が低く手すりが付いたものが人気です。
座って「おしっこ」をすることは恥ずかしくない
外出先では数に限りがありますし、他のお腹が痛い方も使用する場合があります。それに外で座ると便器が汚い場合がありますので、立ってする方が多いでしょう。
しかし自宅の場合は使用するのは主に家族です。立ってすると分かりますが、絶対に飛び散りますのでどれだけ跳ねているかは掃除をする時に分かってしまいます。
掃除をする方へ思いやりを持って綺麗に使えば、掃除の手間も減りますし便器の汚れを抑えることになるので清潔度が増し、耐久性も自然と長くなります。
暗闇でブラックライトを当てると、どれだけ飛んだか分かるという意見もあります。説得が難しい場合は、男性陣に見せてあげれば納得してもらえるかもしれません。