飲んで痩せるわけがない、体重を落とすには「消費させる」か「食べない」の2択だけ

世の中は胡散臭い広告で溢れています。飲んで痩せるはずがないのに、あたかも痩せるように広告を出すことは「違法」です。消費者が騙されて購入するという事は、逆に考えれば痩せるのがそれだけ難しいという証明でもあります。しかし「体の仕組み」を冷静に考えれば「痩せる」為にお金を使うのはバカみたいなものです。

大手企業がたくさん取り締まられている「痩せる」商品の実態について

商品を販売するにはネット上で販売したり、新聞広告や折込チラシ、テレビCMにラジオCMといった様々な媒体が存在します。それらを使ってあたかも摂取すれば簡単に痩せる効果が得られるように謳っていたとして、消費者庁が景品表示法違反(優良誤認)の措置命令を出しました。該当企業は以下の16社です。

株式会社太田胃散 株式会社オンライフ 株式会社CDグローバル 株式会社全日本通教
ありがとう通販株式会社 株式会社ECスタジオ 株式会社協和 株式会社スギ薬局
株式会社ステップワールド 株式会社テレビショッピ ング研究所 株式会社Nalelu 株式会社ニッセン
日本第一製薬株式会社 株式会社ハーブ健康本舗 ピルボックスジャパン株式会社 株式会社やまちや

参考:景品表示法に基づく措置命令について 消費者庁

詳しい会社の内容や対象商品は上記の「消費者庁」へのリンクから確認しましょう。

消費者庁とは、日本の行政機関の一つです。消費者問題を取り扱い、常に消費者(国民の事)にとって安全を確保したり、保護したりと大切な役割を果たす国の機関です。ここがきちんと機能しなければ、無茶苦茶で危険な商品が国内で溢れかえる事になります。

大手どころが多く「葛の花」に関するイソフラボンやサプリメントが多く該当しています。景品表示法に違反しているので注意しなければなりません。

なぜ痩せる広告に騙されるのか

世の中にはこういった痩せる広告が膨大に存在します。本当に痩せるのなら広告しなくても口コミで広がるものですが、それだけ商品に自信が無いのでしょう。

ありとあらゆる媒体で広告をしていれば消費者は「それが正解」だと信じてしまうものです。これは一種の催眠や洗脳の域に達しているといってもいいでしょう。嘘も広がれば信じる人もいるほどで、出所や検証元がハッキリしているか調べる必要がありますが実質不可能です。

これが痩せないだけならまだ可愛い方で、体に悪影響を及ぼしたり無理なきつい副作用が出るようなサプリメントや薬のような効果の場合、事故が起こって事件になる可能性が出てきます。消費者の弱みに付け込んでいるわけですが、痩せるのにお金なんてかける必要は無いのです。

出るより入るものを減らせば良いだけ

簡単な話です、カロリー1つ取っても「摂取したカロリー」よりも「消費したカロリー」が多ければ体重は減るものです。つまり簡単なコレさえ分かっていれば、お金なんていうものは1円も必要ありません。

ストレスで食欲不振になった時、マラソンや体を動かして汗をかきまくった時、体重はどうなっていましたか。運動がつらいなら食べる量を減らして、野菜中心に変更すればいいだけです。私はブラック企業で働いていたことがあり、ストレスで食事が喉を通らず半年で12キロ痩せました。食事の量が減れば当然ですが痩せます。

商品が良いか悪いかは、素人には絶対に分からない

○○の女優さんやアイドルも使っています、愛用していますといった謳い文句が多く用いられていますが本当にその商品のおかげで体型が維持できているのかも分かりません。最近では訴訟問題になるケースも多く、芸能人も慎重になる方が増えています。逆に出演する方は「お金の為」という方でしょう、お金の為に愛用と謳っている、ということは・・・つまりそういうことです。

成分表を見ても細胞や解析で大学を出ている人ばかりではなく、一般人にはその商品が本当に痩せるのかどうなるのかは全く分かりません。ゴミみたいな商品を売りつけられているのかもしれませんし、気をつけなければならないのです。

食べる量を減らす、体を動かす、体重を変化させるのは「体に入れる量と出す量」だけを考えれば自然と好きな体重にすることはできるのです。変な商品に惑わされないようにしましょう。