海外サイトから大量に来る「被リンク」を否認する方法と、怪しいサイトの正体とは

google(グーグル)やyahoo(ヤフー)といった検索エンジンで上位表示(SEO)させるためには、被リンクというものが大事だといわれています。しかし悪質なスパムのようなサイトから大量にリンクを貼られるのは好ましくありません。そこでどういうものが怪しいのか、数を確認して否認ツールを使ってみましょう。

被リンクとは何か

被リンクとは「外部リンク」と呼ばれ、そのサイトへテキストや画像でリンクを貼ってもらう行為を言います。よりたくさんのサイトからリンクを貼ってもらうということは、質の良いサイトだと考えられる場合があるのです。これを被リンク対策と言います。

しかし悪質なサイトからリンクを貼られるという事は、好ましくない事態を招く可能性があります。特に海外からはそういったリンクスパムは無数に存在します。そこでどんなサイトからどれだけ被リンクを貼ってもらっているのか、どうすれば拒否することができるのか調べる方法を探して確認しましょう。

googleのウェブマスターツールで確認

ウェブマスターツールにサイトオーナーが登録すると、サイトマップの登録や検索状況などたくさんのデータを見ることができます。メニューから下記を確認します。

検索トラフィック→サイトへのリンク

そうすると「リンク数の最も多いリンク元」「最も多くリンクされているコンテンツ」が表示されています。詳細を見ることで正確な数も分かり、被リンク数が分かります。異常があればここで確認し、対策を取りましょう。

被リンク数がおかしい

このサイトではなく別のサイトですが、特にSEO対策はしていないにも関わらず海外からのスパムと思われるリンクで溢れかえっています。

画像

この数を見てください、1つのサイトから「681,433」件のリンクが貼られている事が分かります。URLを見てみると、ドメインで「.ar」「.li」「.rs」「.eg」「.ie」「.uk」「.iu」などどこの国だよ・・・というようなドメインばかりです。どうみてもおかしいです・・・その他も同様に数十万件を超えており、全く意味のない迷惑なリンクなのでこれらを否認します。

リンクの否認 google

リンクの否認から該当のドメインを選び、否認ボタンを押します。そうすると注意事項が出るので、先ほどの怪しいURL一覧を「txtファイル」にして、URL一覧をアップロードします。そして送信し完了を押すと否認対応は終了です。

海外から貼られているサイトを検索してみると・・・恐ろしい文言が・・・

いくつかのサイト名をgoogleで検索してみると「このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります。」という怖い文言が出てきます。乗っ取られたサイトが意図せず操られ、リンクを貼る踏み台にされている可能性が高そうです。

またこれらのサイトはなぜか「日本語」で文字ば書かれている場合があり、製品名や高級ブランド名がページ内に書かれています。ということは偽サイトやフィッシング詐欺サイトの可能性もあり、日本人をカモにしようと待ち構えているのではないでしょうか。

日本語として違和感を感じる紹介となっていますし、直接のアクセスはやめておいたほうが良いでしょう。実在する複数の店舗からテキストをパクって、コピー文章と認識されない様にオリジナルの海外の言語で一部を打ち込み、無理やり日本語に翻訳したというところでしょうか。

一歩間違えば惨事になるので注意しましょう

必要なリンクを間違えて削除してしまうと惨事(SEOの順位に影響する)になるので、注意書きにもあるとおり万全を期しましょう。まず間違いなくおかしい、といったものを選ぶのです。

アクセスが伸びなかったり、インデックスされる数がおかしかったりと通常の波と異なり、何かおかしいと思った場合は、「被リンクの状態」この場所を確認してみてはいかがでしょうか。