安いけど大丈夫かな、中古の携帯電話を購入時「赤ロム」「白ロム」「黒ロム」どれが良いか？その違い

携帯電話を購入する場合、ほとんどの方がキャリア（DOCOMO/ドコモ/AU/エーユー/SOFTBANK/ソフトバンク）経由で購入しています。海外とは異なり中古市場は国内ではあまり大きくありません、その理由として「分かりにくい」ということが多いのですが、必ず知っておかなければいけない言葉として「赤ロム」「白ロム」があります。

1 中古携帯市場は少しずつ拡大している
2 白ロムについて
3 赤ロムについて
4 赤ロムは突然使えなくなる？
5 赤ロム永久保証とは？
6 赤ロムを使うなら自前の回線を使う？

中古携帯市場は少しずつ拡大している

中古携帯電話市場を牽引する企業として「ブックオフ」「ゲオ」「ツタヤ」が挙げられます。日本国内の消費者保護や円滑な流通をするために業界団体「リユースモバイルジャパン」を設立したことは話題になりました。

特に人気のiphone(アイフォン)やandroid(アンドロイド)端末は、携帯電話タブレット問わず需要があり人気で、買取価格も高くなっているのが特徴です。

白ロムについて

中古の携帯電話を購入する時に商品情報として記載されているものを見ると「白ロム」と書かれています。白ロムとはなんでしょうか、それを知るためには記録情報の扱いを知る必要があります。

ガラケーの場合は携帯電話本体のメモリに情報が記録されます。記録がないものを「白ロム」と呼び、記録があるものは「黒ロム」と呼ばれます。

しかしスマートフォンの場合は少し異なります。iphoneやxperiaなどandroidのスマートフォン端末では、個人情報に関することは何も残されていません。個人情報を始めとした通信や電話に必要な情報は電話契約の際に「simカード」が渡されます。そこに個人情報が記録されており、それを中古の携帯電話に入れて使います。

通常であればNTTDOCOMO(ドコモ)の白ロム、AU(エーユー)の白ロム、SOFTBANK(ソフトバンク)の白ロムとして販売されているのを買うのが、最も確実で安全でおすすめです。しかし中には端末を購入した時の支払い状態や、入手経路によって「赤ロム」と判定されることがあります。

赤ロムについて

白ロムを使うには何も問題が起きることはありませんが、「赤ロム」には注意しなければなりません。赤ロムとはその携帯電話端末を手に入れてから手放すまでに「通常とは異なる方法」で流通しているものです。

１：機種代金が分割払い中にも関わらず売却された、残債有りのスマホ
２：紛失扱いとなった、契約が切れているスマホ
３：盗難や窃盗で盗まれたスマホ

１については最もよく見るタイプで、８万円を２年払いにしたにも関わらず半年で手放して中古市場に売られたもの、などが該当します。ネットオークションや楽天市場やAmazonといったECモールでも販売されており、携帯電話専門ショップや中古専門店でもよく見かけられます。

２については、２年補償プランへ入っており、紛失時に新しい携帯電話・スマートフォンを支給され古いものは「無いもの」として扱われます。しかしsimを交換すれば動きますので、本体は中古市場へ出回るのです。

３の盗難や窃盗はニュースで話題になることがあります。海外の窃盗集団や転売屋が店の電話機・端末をごっそりかっぱらうのです。これは転売され流通するとされていますが、もしこれを誤って購入してしまえば盗難品です。不審な個人からの買取や怪しい業者からは購入してはいけません。入手経路が明確に分かっている物でなければいけないのです。

中古携帯電話ショップでは「赤ロム永久保証」という文字があります。これはどういうことでしょうか。

赤ロムは突然使えなくなる？

赤ロムは前述したように「訳あり」の端末であり、キャリアメーカーからするとお金を貰い損ねたようなものです。端末には番号が振られており、ネットワークに接続してキャリアが把握するとインターネットや電話回線が使えなくなる可能性があるのです。お金を払っていない「要注意端末」ですから当然です。

残債を前の持ち主の代わりに支払えば、赤ロムから白ロムへと制限解除もあるかもしれませんが、本来は前の持ち主が支払うべきもので避けたいところです。

赤ロム永久保証とは？

もしも販売した携帯電話が「赤ロム」と判明した場合、販売代金の返還や新しい代替商品へ交換してくれるというサービスです。途中まできちんと使えていたのに突然使えなくなるということは、十分にありえることです。

分割ということは１ヶ月に１回支払うもので、引き落としや請求がされてすぐに売却した場合、それを違う人が買って再度前の持ち主に請求が来るまで時間がかかる為です。その場合に猶予があれば更に赤ロムになるまで時間がかかります。ですので、最初は問題なく使えていたのに途中から･･･といった問題が起こりえるのです。