100均の延長コードは安全なのか?性能と価格について

電化製品を使用している時、引っ越して間取りが変更になった時にコンセントまでコードが足らないことがあります。仕方がないので延長コードを手配するわけですが、家電量販店やホームセンターにも売っていますし、楽天市場やamazonといったネットでも購入することができます。そして何と言っても100円ショップで「100均」として商品が売られていますが、安すぎると安全面で不安です。普通に使って火事やショートなど大丈夫なのでしょうか。

100均の延長コードの安全性

電気は一歩間違うと感電したりショートしたり、漏電や火災も怖いですが100円ショップで販売している延長コードは安すぎて逆に不安になります、大丈夫なのでしょうか。

日本で使用する前提で考えると最も見るべき箇所は「PSE」マークです。これは電気用品安全法適合性検査に合格した商品に取り付けられるものです。日本の法に定められた基準にクリアした場合に付けられ、これが付いていると「おそらく安全」といえます。

100円ショップの格安の延長コード・タップだからといって電気代が増えたり、危険だと考える必要はないのです。しかしどの製品にも言えることですが、海外製のものは品質や検品が不十分であったり、初期不良が心配な場合、冷蔵庫や電子レンジといった電圧が高いものは万が一の事を考えると、もう少し値段の高いものにするとより安心です。

価格の高い延長コードがあるのはなぜか

天気の悪い日で大雨が降り、雷まで鳴ってきたときは注意しましょう。雷が落ちる事で高電圧が流れます、コードを伝ってパソコンやテレビに冷蔵庫や電子レンジが最悪の場合故障する可能性があります。雷ガードが付いていたり、落雷防止、アース端子が付いているものは大事な接続機器を守ってくれます。雷のせいでDVD/ブルーレイレコーダーの予約番組が消えるなんてことも、可能性として0ではありません。

部屋の都合上地面を這わせることが難しかったり、壁にねじを開けて固定できるものもあります。机にマグネットで固定し場所を有効活用するのも便利です。

トラッキング火災防止用にキャップやシャッターが付いており、埃(ホコリ)が入りにくいものもあり、スイッチ1つで通電のON(オン)/OFF(オフ)できるものもあります。サンワやパナソニックといったメーカー・ブランドも人気ですし、もう少し性能を高めたい場合は検討すべきでしょう。

気をつけるべきポイントは全ての価格帯で同じ

100均の延長コードでも3,000円の延長コードでも気をつけるべきポイントは同じです。コンセントをずっと繋げておくとホコリが溜まり火災を起こしたり、水や水滴が入り込んでショートする場合があります。1500w(ワット)までのようにワット数にも気をつけて「タコ足」という延長コードの延長という風に無理やりつなげることも危険です。高い電圧のものはコードを分けて集中を避けましょう、ブレーカーが落ちる可能性もあります。

防水のものや屋外で使えるものもありますが、気をつけて使わなければいくら性能が高くても危ないのは代わりありません。

タコ足にはせずコードの長さは長いのを選ぶ

100円ショップに売っている延長コードは「とりあえず」繋げるものですので、短いものがほとんどです。それに比べて値段が高いものは1m/3m/5m/10mと10メートル以上や海外製(英語)・国内製(日本語)問わずおしゃれなものも存在します。

部屋の構造上どうしても長さが足りない場合は、タコ足で無理やり連結するのではなく部屋の壁をつたって足で踏むことがないよう、長めのものを選びましょう。もしどうしても長すぎた場合はヒモで縛っておけば問題ありません。大は小を兼ねるというように大きいものを選ぶのがコツです。