外出先でネットする為にASUSの「Chromebook Flip C100PA」を購入、使い勝手はどうかな?

家ではデスクトップパソコンでブログを書いたりネットサーフィンをしたり、外ではノートパソコンを使っていましたが、ノート型ではとにかく重量が重かったのが難点です。ノートパソコンといえども画面サイズが15インチあり、バッテリーはフル充電でも3時間程しか持ちません。鉄アレイでも持っているのかというくらい重くて、少し古いので動作はあまり快適ではありませんでした。とにかく外で使う気になれないようなパソコンだったので、代替案を探してみました。

外でネットを使うに適しているパソコンとは

インターネットに繋がって文字を打てれば良かったので、あまり高性能なパソコンは必要ではありませんでしたし、出来るだけお金は掛けたくありませんでした。画像編集ソフトで人気の「photoshop」(フォトショップ)や「illustrator」(イラストレーター)は以前のノートパソコンでは入れていましたが、特にそこまで使用頻度はありませんでした。

ネットが出来てブログ更新できれば問題なく、コスパに優れているノートパソコンを探していました。osもwindows(ウィンドウズ)やmac(マックオーエス)でも問題は無いので、ipad(アイパッド)を始めとしたtablet(タブレット)も検討したのですが、長文の文字を打つには適していません。数千文字打つとなるとタッチする「フリック入力」より「キーボード入力」の方が疲れや効率を考えると上だからです。

・携帯性があり軽いこと
・起動が早いこと
・フォトショップやイラストレーターは動かなくていい

ノートパソコンは重くてかさばる、しかしタブレットで長文はきつい、そこで良いとこ取りの「Chromebook 」の出番というわけです。

Chromebookが使いやすそうで価格も安い

最初はノートパソコンで探していましたが、検討していく内にクロームブックというgoogleOSのパソコンに行き当たりました。価格も4万円を切っているし、通常のwindowsのソフトは入れれませんがandroidアプリをインストールすることが出来ます。OSがchromeというのが気になりますがさすがgoogle先生です、使いやすいように考えて設計されていました。

【気になった点】
・今まで使っていたFTPソフトが入らない
画像編集ソフトが入らない(アプリで代替有)
・10.1インチと画面サイズが少し小さい

携帯用のパソコン1つで何でもしようというのがそもそもの間違いで、用途によって使い分けが大事です。重いソフトやサーバーの設定等はデスクトップのパソコンで設定し、とにかくネットに繋がる事を最優先に考えるとこれらの問題も気になりません。

Chromebook Flip C100PAはタブレットにもパソコンにもなる

テント式にも出来ますしノートパソコンとしても使え、タブレットとしても使うことが出来ます。しかも余計な機能が無い分、メモリは2GBにも関わらず起動が早すぎる・・・家の8GBのメモリを搭載しているデスクトップよりパソコンの電源起動もサイトの表示も早いのでは、と感じるほどです。

・CPUは「Rockchip Quad-Core RK3288C プロセッサー」のクアッドコアです。
・液晶は1280×800ドット(WXGA)で綺麗な表示、十分ですね。
・バッテリーもフル充電で9時間持ちます。
・USBは3.0ではなく2.0ですが2つあり、microHDMIも1個
・カードリーダーはmicroSDXCメモリーカード/microSDHCメモリーカード/microSDメモリーカードに対応しています。

これで重さが890gというから驚きですが、タブレットとして使うには重いです。ipad proやipad Air ipad miniの方が軽いのは土俵が異なるので仕方がありません。

高級感と安っぽい感じの複合?

見た目のシルバー基調は高級感があり、マックブックと比べてもそこまで見劣りしません。開け閉めが少し手にかからないような段差(開けるときに液晶とケースの境目が引っかかる)がありますが、まぁ問題は無いでしょう。

キーボードはちょっと安っぽい感じがしますが、値段相応で酷いとも思いません。打鍵感があり、キーボードの静音声もまずますです。カチャカチャカチャ、ターン!と響くような音はしません。長文を書くには慣れるまで時間がかかりそうなので、USBが2個にスリムな「キーボード」と小さい「マウス」を持ち運ぶことにしました。

タッチスクリーンは何か貼った方が良いが、サイズは必ずワンランク上にすること

ディスプレイはタブレットとしても使えるので、タッチに対応しています。クリックしなくても指で操作が出来るのです。しかし滑らないというか、スイスイと動かすのではなくグイグイと力を入れる必要のある素材になっています。指紋もベッタリと付きますし、滑り止めがかかっているような感じです。

iphoneやandroidのスマートフォンを使っていたり、ipadなどのタブレットを使うのと同じように「液晶保護フィルム」を貼ることを強くオススメします。正直これがないと触る気にもなりません・・・。

そして注意したいのが「Chromebook Flip C100PA」のディスプレイサイズは10.1ですが、縦横比率が特殊なため10.1サイズを購入すると幅が足りません。必ず11.6サイズを購入しなければなりません。

インターネットに繋がなかったら・・・ただの箱

基本的にgoogleアカウントを使用して、インターネットに接続前提で作業をするのがChromebook 。ですのでインターネット回線に接続しなければほとんど何も出来ませんが、ほとんどの方はオフラインではなくインターネット専用パソコンとして使うので問題ないでしょう。

ワードやエクセルといったオフィス系も、androidアプリで探すことが出来ますしメーラーはgmailがあります。本場アメリカでは教育機関用として爆発的に普及しているだけはあります。

タブレットでは全画面固定、パソコンでは画面分割可能


ブラウザは「google chrome」ですが、1つだけ嵌まった事があります。それはタブレット画面やテント形式にすると、ブラウザは全画面固定で「最大化」「元のサイズに戻す」のボタンが無くなり、「最小化」「閉じる」の2つしか右上に存在しません。上記の真ん中のボタンが消えるのです。バグかなと思って再起動やブラウザ設定の初期化をしたのですが治りません、つまりこれは仕様でした。

自宅のデスクトップパソコンではデュアルディスプレイだったので、「Chromebook Flip C100PA」でブラウザを右と左の2つに分割(クロームブラウザを2つ立ち上げて左右に配置)しようと思ったら出来ませんでした。

これはノートパソコン形式のみ表示できる仕組みで、タブレットとして使う場合やテントとして折り曲げて使う向きでは表示されません。ただしブラウザの別窓で開いてタブで切り替え(クロームブラウザを2つ配置するが両方とも最大化のまま)はできます。

公共施設で無料wifi(無線LAN)を使う時はVPNで

ネットカフェや公共施設、コンビニにスターバックスなどのカフェや図書館やマクドナルドでも無料wifiを使うことができます。しかし場所によっては暗号化やセキュリティーの甘いところがあり、そのまま使うのは危険です。

無料wifiにそのまま繋ぐのは危険、必ずVPNを経由するべき理由

詳しくは上記リンクから。

パスワードの漏れや解読、LINEやツイッター、フェイスブックを始めとした成りすましについて問題になる時代です。Chromebookはwindowsのようなインストールという仕組みが存在しない(google playの仕組みを除く)ため、セキュリティーについては気にする必要がありません。

気にすべきなのは偽サイトなどのフィッシング詐欺ですが、これはどの端末(タブレット・スマホ・パソコン問わず)でも同じで気を付けるべき問題です。インターネット回線で情報をやり取りする為、回線情報の防衛手段を講じる必要があるのです。

ネットカフェでノマド生活が出来る

ネットカフェにはコンセントもありますし、ジュースやコーヒーが飲み放題でソフトクリームまで食べ放題、という場所も存在します。映画やコミックや雑誌に新聞と揃っており、ここで仕事をしている方もいます。

ASUSの「Chromebook Flip C100PA」は長時間のバッテリーがあり、シンプルで使いやすい設計となっているのでブログを書いたり、調べものをするには十分な性能と言って良いでしょう。私の場合はキーボードとマウスはUSBに差し込んで小スペース型を持ち運んでいます。それでもコンパクトになるのは、本体がとても軽くて小さいからです。