犬や猫の長時間移動では「船酔いや車酔い」に注意しよう

お盆休みにGW(ゴールデンウィーク)に年末年始のお正月と、里帰りや泊りで移動する場合はペットのにゃんこ・わんこと一緒に移動することがあります。飛行機・自動車・電車やバスと乗り物に乗る機会はありますが、ペットも人間と同じように長時間揺れているところへいると酔ってしまいます。小さな体へかかる負担は大きいもので、ストレスや体調には気をつけなければなりません。

ペットと一緒に移動する機会は多い

リュックやケージにバッグと、ペットの犬や猫を連れて移動する機会があります。GW(ゴールデンウィーク)や年末年始に長期休みと、1人(1匹)残しておくのも不安ですし、ペットホテルに預けるのもお金がかかります。なにより一緒に旅をするのは楽しいですし、家族です。東京から大阪の新幹線や、北海道から九州の飛行機など数時間乗っていると、ストレスを感じたり酔ってしまうのは人間と同じです。

揺れて酔う理由は人間と同じ、三半規管と前庭器官の情報が体が揺れて動くことできちんと処理できなくなるからです。もちろん人と同じように自動車では酔わなくても、船では気分が悪くなったりと相性もあります。

酔っているかどうかは口を見る

犬・猫が酔っている時は、吐いてしまったりヨダレがドンドン出たりします。人間と同じように「慣れ」てしまえばマシになりますが、長時間の旅行は常に様子を見ている必要があります。特に子犬・子猫のうちは体も小さく、揺れに対する影響は大きくなります。遠心力・慣性の影響から猫よりは犬の方が酔いやすいとも言われています。

他にも寂しそうに鳴いたり、そわそわと落ち着きがなくなったりするのも危険なサインです。

旅行や移動は楽しいと思わせる

乗って移動することは「楽しい」と思わせることも重要です。思い出してください、病院にルンルン気分で行くペットが少ない(嫌がる)のは、注射や薬等で痛い目に合ったり嫌なことがあるためです。旅行やドライブは楽しいと思わせれば、酔いに対してマイナスイメージは減り、酔う可能性も減るのです。車に乗ることは楽しい、旅行はルンルン気分になる!そう思わせるとしめたものです。

極力ペットが酔わないように配慮してあげる

人間と同じように車やバスでは「タイヤの上」に座るのは揺れが大きいためオススメ出来ません。自動車を運転する場合は、急ブレーキやカーブではゆっくりと揺れを無くすように配慮しなければなりません。ブレーキをゆっくりとかけ、安全運転を心がけます。

外へ飛び出ないように窓を開けたり、サービスエリア(SA)やコンビニの駐車場など休憩しながら行きましょう。運転手と一緒に空気を吸って気分を入れ替えましょう。

ガソリンの臭いや香水、アロマオイルなど、臭いに関しては人間とは比べ物にならないくらい敏感です。ミントなど癒しの効果を期待できるものもあれば、タバコの煙などストレスになるものもあります。整髪剤も無臭のものを選んだりすることで、少しでもペットに対してストレスや酔う環境を減らしましょう。

どうしても移動が苦手ならばペットホテルや預かりを

犬・猫専用のペットホテルが都会だけでなく地方でも存在します。動物病院によっては料金は高いですが中には預かってもらえるところもあったりします。ご飯は自分で指定できるのか、散歩はどうするのか、どのようなところで寝るのかなど、前もって見学して納得した上で預けるようにしましょう。夏は冷房、冬は暖房がかかっているかどうかなど。

出来るだけ自宅の近くにし、外出先から帰ってその足で迎えにいける場所にしましょう。営業時間なら外出時・旅行中に電話して様子を確認しましょう「異常は無いか?」など。預ける前には必ず病気や持病、飲んでいる薬があれば伝えて対応してもらいましょう。人間の場合は格安ホテルや民宿でも構わないかもしれませんが、文句も言えないペットです、料金はあまり気にしないように質で選んであげてください。