赤ちゃんの「しゃっくり」を止める魔法を伝授します

赤ちゃんがしゃっくりを繰り返すと、お母さん・お父さんは不安になります。この子は何も悪くないのに止めてあげて・・・そう思っている間に止めることができるので手を打ちましょう。すっきり止まる方法を知っておくと、対策が打てるのです。

なぜしゃっくりが出るかを知ろう

大人でも子供でもしゃっくりは出ます。しかも前触れも無く突然出て、止まるまで時間がかかりつらい時間を過ごすことになります。ではどうして「しゃっくり」が出てしまうのでしょう、仕組みを理解しましょう。

しゃっくりが出るのは人間の体の横隔膜というところが、何らかの原因によって刺激を受けたからです。そのために呼吸が不規則になり、のどの筋肉が急に閉まってしまい変な「ヒックヒック」という声が出てしまうのです。

大人の場合は刺激を与えて発動することが多いので、一気飲みや早食い、辛いものに注意し大きな声を出さないようにすれば起こることはほとんどありません。

赤ちゃんのしゃっくりの原因は明確

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赤ちゃんの場合は、食べるもの飲むものを思い出してみてください。ミルクや母乳がほとんどではないでしょうか、つまりそれらを飲むことによって食道などが刺激を受けるのです。横隔膜が未発達なため、刺激に敏感になっているのでよくしゃっくりが出てしまいます。

食べてもないし、飲んでも無い、そういう時は赤ちゃんの体温が変化していると考えましょう。体温が変化しているって何でしょうか、病気や熱が出ているのではなく、温度変化に異常に敏感になっているという事です。

おむつが濡れただけでもなりますし、体が冷えたりすると温度が下がるので、しゃっくりは温度変化の合図でもあるのです。言葉でいえない分、体で異常を伝えようとしているのです。分かりやすいといえば分かりやすいですが、心配になり不安です。

赤ちゃんのしゃっくりを止める魔法

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ミルクや母乳を飲むとしゃっくりがでやすいのですが、止める方法もミルクや母乳にあります。ほんの少し追加で飲ませるだけで止まることが多いです、これは刺激ではないと慣れてくるのです。ただし多量に飲ませると逆効果になるので注意が必要です。

もしくは温かい飲み物を用意しましょう。白湯(さゆ)やお茶などで体温を上げましょう。体を冷やさないようにすると、効果的です。冷えからくる体温の低下で、体が異常を訴えてしゃっくりが出る場合があるので、体全体を包んだり温かい飲み物で温度を上げると止まることがあります。

ただし夏場の暑い時期は温度の上げすぎには注意してください、逆に体調を崩す恐れがあります。あくまでもある程度の温度にという意味です。

夏場は特にクーラーや扇風機などで、部屋全体が冷えてきてしまいます。汗をかくと拭いてあげないと、逆に温度が低下してしまいます。風が直接当たらないようにすることを心がけ、冷えないように肌掛けなど1枚そっとかけてあげましょう。

げっぷをさせよう

ミルクや母乳を飲ませた後に、げっぷをさせます。なぜげっぷをさせるのか、通常はきちんと消化させるためや、戻さないためでもあります。息苦しくならないように、すばやくさせましょう。首が据わるまでは何百回と、親が手伝ってあげなければなりません。

げっぷをさせることで、しゃっくりの確立を低下させることができます。背中をかるくトントンし、決して無理に強くしたりはしないようにする注意が必要です。

生理現象の一種ですので、出ないからといって焦らず根気よく赤ちゃんを楽にさせてあげましょう。

注意したほうがいいやりかた

うつ伏せやくしゃみをすると、しゃっくりが止まるという方法も見かけますがあまり良くないようです。体への負担が大きく、圧迫してしまうため出来れば避けたほうが無難です。

病気ではないのか?

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あまりにも長引いたり、止まる気配も無い場合は他の原因を考えたほうが良い場合もあります。吐き気やよだれが一緒に止まらなかったり、明らかに呼吸がおかしかったりした場合は病院へ連れて行きましょう。

大人でもなる「逆流性食道炎」などでは、体の中から戻してしまうような形になることも考えられます。かかりつけのお医者さんを持っていると、いざというとき頼りになります。

ストレスを溜めないようにすること

しゃっくりに驚くと赤ちゃんは泣いてしまうことがあります。もちろん中には面白がって笑う子もいますが・・・。泣いてしまった場合は、抱っこしてあげてください。しゃっくりが止まって泣き疲れると、赤ちゃんは寝てしまいます。

睡眠不足になったり、疲れが溜まりストレスになったりしますが最低限の知識は持つことと、困ったときは誰かに助けや助言を求めることを頭の片隅に置いておきましょう。