家で食事をしている時、外食をした時すぐにもしくは次の日の朝にお腹が痛くなる「腹痛」に襲われるときがあります。酷い時は何回もトイレに行き、冷や汗までかく始末です。これは食べたものが当たったのでしょうか、それとも何か体のどこかが悪いのでしょうか。症状によってはすぐに対応を迫られるケースもあります。
異常なほど冷や汗が出たら食中毒を疑う
異常なほど冷や汗が出たり、我慢の限界を超えるほどの「腹痛」に襲われた場合は、食あたり、つまり食中毒を疑いましょう。夏に生ものを食べて当たることはあっても、冬や生ものではないものでもお腹が痛くなることはあります。
食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生しています。普段、当たり前にしていることが、思わぬ食中毒を引き起こすことがあるのです。家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いことから風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず、重症化することもあります。
厚生労働省が言うには、風邪や寝冷えと間違うことがあり重症化することがあると書かれています。基本的には病院へ自分で歩いて向かうのは危険なため、誰かに病院へ連れて行ってもらうことが大事です。自分で運転すると事故に繋がりかねません。
・腸管出血性大腸菌
・カンピロバクター
・リステリア
・サルモネラ
・黄色ブドウ球菌
・腸炎ビブリオ
・ウェルシュ菌
・セレウス菌
・ボツリヌス菌
最近の感染だけとってみてもコレだけの種類が存在します。他にもノロウイルスやキノコの毒、ヒスタミンや寄生虫など種類も様々です。年間で数万人が食中毒に感染します、自分は気をつけていてもお店から提供されればその調理方法や調達方法は分からないため防ぎようが無いのです。味がおかしかったり、不審に思った場合は吐き出したりそれ以上食べないようにしましょう。
お腹が痛い位置で病気の可能性がある程度分かる?
お腹が痛いといっても、上のほうなのか下のほうなのかと場所によって可能性が高まります。
上腹部で起こる痛み
心窩部(みぞおち)の痛みが多く、これは、胃、十二指腸、胆嚢、膵臓などの痛みを感じる神経が集まっているからです。特に、胃痛によるものが多いようです。
下腹部で起こる痛み
中腹部(へそ周辺)の痛みは腸の病気による原因がほとんどです。右下腹部痛では虫垂炎が代表的です。左下腹部痛では大腸の病気が疑われます。腸炎の場合には下痢の症状がともなうことがあります。その他に、泌尿器系や婦人科系疾患の可能性もあります。
出典:腹痛の部位 大幸薬品
正露丸でお馴染みの大幸薬品では、痛い箇所によって原因を特定する手助けになる可能性を書かれています。薬剤師やお医者さんに行くと、痛い場合は鎮痙剤・鎮痛薬を使って止めることがあります。使用しても改善が見られない場合は、大きな病院を受診しましょう。
胃が痛い場合は「胃潰瘍」も疑う
胃の粘膜や壁が損傷して傷み、潰瘍の部分が痛むことを胃潰瘍と言います。食べた直後に異物が接触するため、「痛っ」となるのです。
食事中や食後になると、おへその上にあるみぞおち付近が痛む…。このような症状は胃潰瘍の特徴です。その痛みは、「鈍い痛み」「うずくような痛み」あるいは「やけるような痛み」などと表現されますが、おなかの上のほうがズキズキと重苦しい痛みに襲われたなら、胃潰瘍を疑ってもよいかもしれません。ほかにも、おなかの張りや胸やけ、吐き気、嘔吐、げっぷ、食欲減退といった症状もみられます。
出典:胃潰瘍の可能性あり!食後の胃痛の原因と正しい対処法 ヘルスケア大学
特に出欠や吐血をしたら症状が進んでいるとの事、要注意です。その他にも胃痛という可能性もあります。
胃痛はストレスや食べ物が原因?
みぞおちの辺りが痛くなる場合は、胃痛の可能性があります。粘膜がただれたり、欠損し痛くなります。胃痛の中に先ほどの「胃潰瘍」や「急性胃炎」「慢性胃炎」「十二指腸潰瘍」などがあります。
ストレスや食生活が原因で起こることが多く、それらを治すには毎日の生活を改善することが求められます。市販の薬で治らない場合は、病院で診てもらいましょう。
腹痛を起こさないポイントは、賞味期限や消費期限に関わらず、早く食べることを心がけます。そして少しでもストレスを減らして、食生活を改善すること。生もので味がおかしい場合はすぐに吐き出して、食べないこと。不安に感じたら市販の薬やお医者さんに診てもらうように、早めの対策を心がけましょう。