自律神経失調症になってしまうと、体や精神のバランズが崩れてきます。このまま仕事を続けるのか、仕事を辞めるのか迷った場合はどうすれば良いのでしょうか。頼れる人はいるのか、相談する人はいるのか、自分だけで解決しなければいけない場合はどうすればよいのでしょうか。
自律神経失調症とは?
自律神経失調症というものは、「だるさ」「めまい」「不眠」「便秘」「下痢」「手足・体のしびれ」「頻尿」などの身体的な症状が現れます。
それに伴って精神的に不安定となり「イライラ」したり、「落ち込んだり」「やる気が出ない」「感情の起伏が激しく」なったりと安定しません。
体の器官をコントロールすることが出来なくなり、通常の内科や整形外科で診てもらっても分からない場合があります。心療内科や神経科などの別の専門機関を尋ねて判明する場合が多く、症状が進行した際に判明する場合もあります。
どうして自律神経失調症になるのか?
現代人は昔とは異なり、夜型人間が増え生活のリズムが狂いがちです。食生活も栄養のバランスが悪く、運動不足なせいもあり体は強くありません。
それ以上に会社や学校での人間関係などのストレスも増えたり、ツイッターやフェイスブック等のSNS社会に疲れ、身体的にも精神的にも疲弊しています。不安で眠れなくなることもあります。
何かへの依存が強かく辞められなかったり、持病や女性ホルモンの影響でリズムが安定しないことも多々あります。
このような様々な要因が重なり合い、自律神経バランスがおかしくなってしまうのです。
仕事を辞めるか続けるか
症状が進んできた場合は、とても仕事が手に付かなくなる場合があります。職場環境にも大いに影響しており、上司に相談することが大事です。
上司に話すことで理解が得られれば、働きやすい環境を整えてくれるかもしれませんし、そうでなくても、「話したことで」心に余裕が持てます。
周りのスタッフや職場の人間に話したり、相談に乗ってもらうのも手です。中々理解しがたいかもしれませんが、迷惑をかけるよりはマシです。その人がどのような状況かは、言わなければ分からないからです。
日本人でこの症状になる方は右肩上がりで、数十万人とも言われています。決して恥ずかしいことではなく、現代人の症状なのです。
誰にも相談できない、もう仕事を辞めたい
相談できる人が周りにいれば良いですが、そんな環境ばかりではありません。そんな時は、辞める前に病院へ行きましょう。病院へ行き、診断書を書いてもらうことが大事です。
保険に入っていれば休んでも「傷病手当金」が支給され、会社にも金銭的なダメージがいきにくくなります。きちんと税金を払っているならば遠慮せずに、国からもらえるものはもらいましょう。
治療は長い道のりになる
自律神経失調症を治すには、長い時間治療に時間をかける必要があります。健康管理を1番に置き、ストレスを溜めずに落ち着ける環境にすることが大事です。
病で休職の場合でも、国から症状に応じて補助もあります。本当に辞めるのは休職してからでも遅くはありませんし、もう限界という場合はとりあえず会社を休みましょう。そしてどうしても会社で環境が改善しない場合は、失業手当はどれくらい出るかなどを調べながら、辞めることを前提に動きましょう。
自律神経失調症を治療するには
治療への1番の近道は、栄養のある食事を取り、ストレスをかけずに、生活のバランスを整えることです。きちんと寝て食べて運動してと、人間らしい生活を1日も早く取り戻すことが重要です。
カウンセラーや診療で治療を計ったり、ストレス解消方法を見つけましょう。寿命を縮めてまで働く必要はありません、辞めて実家に帰れるなら帰り、会社の影響でこうなった場合はしかるべき所へ相談しましょう。案外辞めると1度決めたら、楽に感じることが出来るようになります。