その猫背何とかならないの?と言われたらすることは4つ

学校でも仕事場でも姿勢が悪い人は目に付きます。歩き方もだらしなく見えたり、貧相に見えたり体型がたるんでいるようにも見えてしまいます。どうにかしたら?と言われても中々治そうと努力しないと治ることはありません。しかしいくつかのコツさえ分かれば、解決するのは意外と遠くはありません。

そもそも猫背とは?

猫のように丸まっていることから猫の背中、猫背と言われています。元気なはずが疲れているように見えたり、お腹が出ているように見え姿勢が綺麗に見えません。

変な格好をすることによって、腰痛や椎間板ヘルニアから生理通・冷え性・便秘になってしまう場合もあり、ずっとその姿勢が続くと頭痛や肩こりが発生しやすくなります。

きっちりした姿勢をとらないので血行が悪くなり、基礎代謝が落ちてしまいます。そうすると太りやすい体質になってしまうこともあります。

猫背は男女問わずなる姿勢

猫背は男女問わず発生してしまう姿勢ですが、とりわけ20代から30代の若い女性に多いとされています。

猫背の人は、年齢が若いほど増える傾向にあり、50代は51.9%でしたが、40代55.8%、30代は60.5%、20代は62.8%と増加している。男女比で見てみると、男性は60.5%、女性は55.5%となっているが、最も猫背に悩んでいるのは20代女性の64.6%となり、40代女性の47.7%、50代女性の47.7%と比較し、若い女性の「猫化現象」が進んでいるとみられる。

出典:エバニュー、姿勢に関する意識調査、20代女性の64.6%は猫背で若い女性の「猫化現象」進む

猫背な人ほど疲労度が高く、疲れやすいと答えている点に注目です。姿勢でよく言われるのが合っていない靴を履くと、歩き方がおかしくなり疲れるという事です。ハイヒールやパンプス・革靴など「かかと」や「つま先」に負担がかかり姿勢が悪くなると言われています。更に猫背の場合はそれに輪をかけて疲れやすくなり、治すことが疲れを取り健康志向を取り戻す近道になります。

猫背を治すには背筋を伸ばす

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出典:はつらつライフ

学校で「背筋を伸ばしなさい!」と注意されている方がいましたが、その指摘は間違っていません。椅子に座るときもきっちり腰深くにかけて背筋を伸ばす方が、疲れは1番感じにくいのです。

猫背も同じで背筋を伸ばすことが大事です。お腹に力を入れると、背筋を伸ばすことが出来ます。背筋を伸ばすことで他の骨盤なども上手く伸びて機能します。

背筋を鍛える

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出典:美の流儀

背筋を鍛えるには物を持ちながら背中の上から下へ、上下させるように体を動かします。トレーニングジム(ショルダープレスという名前の機械)などでこういう機械もありますが、自宅でも出来る簡単トレーニング方法です。

背中の筋、つまり背筋の左右のバランスを保ちながら腹筋と背筋を鍛えるとまっすぐ整った姿勢を作りやすいのです。

ストレッチをする

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出典:立位体前屈

学生の運動測定でよくある「立位体前屈」なども効果的です。指先で足の先を触るように伸ばし、ストレッチをすることで筋肉を意識して伸ばすことが出来るようになります。体の硬い柔らかいは問題ではありません、伸ばした姿勢を意識することが大事なのです。

頭の位置を縦にする

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出典:第一印象に響く!改善すべき姿勢のポイント

猫背になっている場合は、体の前の方まで頭を出している事が多いです。その為意識的に頭を後ろに引きましょう。頭の重さは体の中でも重いほうで、その重さによって体全体が前に出てきて猫背になります。しかも重いのでボーリングの球を持っているように足腰に負荷がかかります。

無理の無い範囲で意識的に体を動かしながら、ストレッチや柔軟体操をして背中を伸ばす癖をつけましょう。そうすることできちんとした姿勢がクセ付き、猫背は改善に向かっていくのです。