A型だからハゲル、B型だから・・・って血液型で禿げ方は違うのか?

人間は年齢と共に髪の毛が薄くなり、はげやすくなります。それは男性も女性も同じで、カツラや育毛剤などがこれだけ売れているのは、それだけ薄げに悩んでいる人口が多いためです。通販番組や化粧品コーナーやホームセンターなど、どこにでも髪に関する商品は置いています。血液型でハゲ方が異なったり、特定の血液型ではげ方の度合いが異なると聞きますが、本当でしょうか。

血液型の割合

血液型には「A型」「B型」「O型」「AB型」の4種類が存在します。日本人の割合として多いのは、A→O→B→ABとA型が1番多くてAB型が1番少ないという結果が出ています。ではこれら4分類で頭皮に違いが出るのでしょうか。

血液型によって違う?

よく言われているのが「A型」は、ストレスが溜まりやすいので薄毛になる可能性が高いという事です。

B型」は、前から禿げることが多く、生え際から後頭部へ進行していくといわれています。しかしB型はストレス耐性があり、最も禿にくいといわれています。

O型」は、人類の歴史が長いので変化に弱く、食べ物の好き嫌いがあるため薄くなりやすいとも言われています。

AB型」は、現代社会への適応力が高いため、ストレスを感じにくく禿げづらいといわれています。

ではこれらは本当にそうなのでしょうか、B型やAB型が有利でA型やO型が髪に関して不利なのでしょうか。

医学的根拠は無い?

これらは医学的根拠に基づいた話なのでしょうか。実は根拠は無いとの事で、おそらくそうだろうという憶測の元で話が広がっている場合がほとんどです。例えばA型を例にとって見ますと、ストレスを抱えることが多いため薄毛にとありますが、人口で1番多いのはA型なので統計を取ると、A型が多くなって当然ということになります。

これらは生活環境や遺伝・体質などが原因である事がほとんどで、血液型による差異は無いというのが大筋の見方です。ですので何型が薄くなりやすいのか、何型が有利で不利なのかではなく、どういう体質や生活環境の人が薄くなりやすいか、を考えることが頭皮にとって最も大事なのです。

食生活を変えるのか、運動やお日様に当たるのか、漢方や薬で調整するのか、健康に関して頭皮だけでなくトータルで意識して改革する必要があります。

ハゲや薄毛をなおすには病院へ行く時代

よくCMなどでお医者さんに相談、という言葉を聞きます。現在は医療関係でも治療に関して頑張っているところもあり、薄毛の特定に血液検査を行っているところがあります。それは血液型を調べるのではなく、健康診断などで見る赤血球や白血球など様々な数値の値を計測して診察します。

最近では女性ホルモン「エストロゲン」のバランスなどによって薄毛が増えている、とも言われています。ホルモンバランスの乱れは生活習慣の乱れ、とも言うように仕事や生活環境を見直すことによって改善を図ることが1番の近道になるのではないでしょうか。