人間に1番近く頭が良いといわれている動物はチンパンジーですが、タコも侮ってはいけません。無脊椎動物の中ではイカとタコが人気で、特に頭の良い生物ですがその中でもタコはずば抜けているのです。
タコは日本人に大人気
たこ焼きを始め、茹でたりボイルにしたり油で揚げたりから揚げにしたりと、たこ料理も日本では人気があります。おつまみやご飯にも良く合います。タコ飯やサラダにパスタとクックパッドや料理本にも数多く登場します。
無脊椎動物って何だろう?
その名の通り脊椎を持たない動物で、背骨が無いという意味です。イカやタコのほかにもたくさんの種類があります。
例えばクラゲやヒトデ、貝やエビ、蟹も同じ部類に入ります。ナマコやウミウシも同じで、特に水の中の生物に多く存在します。
タコの寿命
タコの寿命は長くありません、一般的に1年から2年程と言われています。同じようにイカも1年程の寿命しかありません。もちろん大きさが大きく、釣りで言うところのかなりの大物の場合は2年から3年は生きるとも言われていて多少の個体差はあります。
頭が良いといわれていますが、人間と同じように狭いところに入ったり捕まえたりすると混乱し、自分の足を食べてしまうこともあるそうです。
タコはものすごく頭が良い
イカもそうですが、特にタコは脳が大きいというのが特徴です。脳が大きいので学習能力があり、様々なことに気付き考えることが出来ます。そして大きさや明るさなども識別することが出来、記憶力もあります。
ビンの中にタコを閉じ込めると、自分で開けて逃げ出すことができるという実験もあります。それだけ考える能力が優れているのです。
タコは強い
水族館で小型のサメと同じところに入れておくと、大型のタコの場合は捕食する事があります。そしてほとんど全てのタコには実は毒があり、相手を倒すこともでき、特には人間に襲い掛かることもあります。しかしヒョウモンダコ以外のタコは、ほとんど人間には無毒です、ヒョウモンダコは猛毒で人間でも危険ですので注意です。
更に擬態を得意とし、強い敵からは身を守ることが出来ます。戦わずに戦闘を避けるのも強くて頭の良い証拠です。
タコの墨は目隠しではない
タコと言えば黒い墨を出して、目隠しという煙幕を作り逃げていくと考えられがちです。しかし最近の研究では、匂いをかき消している事が分かりました。
ウツボはタコの天敵である事は有名な話ですが、ウツボに噛まれたときに旨み成分を隠す為に、墨で匂いを無くします。そうすることで生存率を少しでも上げれるのです。
タコの寿命が長かったら・・・
もしもタコの寿命が人間と同じくらいあれば、海底に都市を作ることが出来ると言われています。そして日本にはお化けダコと言われるタコがいて、足の数は通常の8本から96本に増えたタコがいます。
三重県の志摩マリンランドに展示されているそうですが、タコは足がなくなってもすぐに生えてきます、敵に襲われた際に足を失うことが多くあるので、それだけ多く襲われ逃げ切ったという証でもあります。これは確認されている中で、世界一と言われています。それだけ頭が良いといわれているタコ、次から食べるときは見る目が変わるのかもしれませんね。