猫のざらざらな舌は、ゴミが良く取れる掃除機のようなもの

猫を飼っている方、飼っている方の家に行った方、野良猫やペットショップで触ったことのある方なら分かりますが、猫の舌はざらざらしています。犬とは異なりなぜざらざらしているのでしょうか、綺麗になりやすいというお掃除に適した構造である事が分かりました。

猫の舌はなぜざらざらしてるのか?

1番有名なことは、毛づくろいをすることができるということです。まるでブラシのように抜け毛を取る事が出来、引っ掛かりがよいので取りやすいのです。人間の服のゴミを取るコロコロもくっつく性質を持っていますよね、それと同じような原理です。

2つ目は食事がしやすいということです。猫は箸やスプーンを使って食べるわけではありません。ツルツルの舌の場合は、水もキャットフードも滑り落ちてしまいます。引っ掛かりがある事によってその場で保持しやすく、口の中まで上手く運ぶことができるのです。

他にもお肉を食べたときに骨をそぎ落とす効果もあるそうで、マルチに活躍してくれます。まるで先割れスプーンのようにスプーンでもフォークでも使えるという万能舌なのです。
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余談ですが猫舌って良く聞きますよね、人間でも熱いものを食べたり飲んだりするのが苦手な人の事を指します。猫は暑いものが苦手で、40度以上になると口に出来ないという特徴があります。元々狩をしていた昔は、獲物の体温までしか味わったことがないというのに起因します。

猫の舌を応用した掃除機が存在する

猫の舌は物を食べやすい、毛を取りやすいということを説明しました。よく通販番組などで掃除機の宣伝をしている際に、ゴミや埃、毛玉などをスコンと勢いよく取れる掃除機宣伝していますよね。猫の舌も掃除に置き換えて考えると便利で、そんな発想からできた掃除機があります。
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出典:SHARP 掃除機 EC-NX500

これがその猫を意識された作ったシャープのサイクロン掃除機です。目の付け所がシャープですね。ゴミや埃を吸う箇所がまるで猫の舌かのような突起状になっています。猫が毛をなめるようにして、なめると毛が固まります。固まると膨張しなくなります。スクリュープレスフィンの表面が凸凹しています、これが猫の舌を表現しているのでしょう、かわいいにゃんこが写っています。

犬の舌はどうなっているのか?

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ちなみに犬の舌はどうなっているのでしょうか。犬の舌はツルツルしています。特に突起物もない為食べにくく、水を飲むときはかなり音がしてあちこちに飛ばします。行儀が悪いのではなく、そういう舌の作りになっているのです。猫が先割れスプーンだとしたら、犬はスプーンです。

そして犬は舌の裏側で水をすくっているのだそうで、飲み方としてはかなり変わった方法を取っています。食べ物を食べるときは表面ですくい、水の飲むときは裏側ですくい上げる、猫と犬身近にいる近い動物ですが食べ方だけでもかなり違うことが分かります。