忙しい朝や出先のホテルなどから、ビシっとスーツで決めて仕事に行くはずが気が付くとシャツがシワだらけ、そんな時に使えるすぐにシワを直す方法がいくつかあります。1人でも出来ますし、奥さんでも旦那さんの為にすぐに出来る短時間シワ取りの方法です。
アイロン以外の手段を考える
アイロンを使うと短時間でシワが取れると感じますが、アイロン台を用意したりスペースを確保して作業に取り掛かったりと意外と準備と片付けが面倒です。強力な熱を当てて無理やり引き伸ばすやり方ですし、もっと簡単に安全にシワを伸ばすやり方を考えてみましょう。
水だけでシワを伸ばす
必要なのは水分だけ、シワになっている部分に霧吹きなどで水をかけます。そしてハンガーに吊るして放置します。そうすると水の重さと重力もあってシワの部分が少しずつ伸びてきてシワが取れるのです。
乾かすとなると暑い日や乾燥している日なら30分から1時間ほどで乾いてきますが、そうでない日はドライヤーを使いましょう。これなら出先でも出張先のホテルでも、自宅でも関係なく乾かすことができます。その際にシワの部分を伸ばしながら、仕上げは冷風にしてあげると伸びた状態で固まります。
ヘアアイロンを使う
アイロンではなくてヘアアイロンというところがミソです。髪の毛を伸ばす挟んで引っ張るタイプのヘアアイロンです。シワになっているシャツの部分を少し湿らせて、ピンポイントで挟んで伸ばします。アイロンと違い熱があたる面積が狭いので、シャツにダメージが行きにくいのが良いところです。
ただし熱に弱いシャツや繊維によっては、記事が溶けたり焦げるので注意が必要です。あらかじめシャツについている機能性を表示したタグを確認しましょう。
乾燥機を使う
洗濯機ではなく乾燥機を使います。少し濡れた状態で乾燥機に入れて、高めの温度で乾燥機のスイッチを入れます。そうするとスチームアイロンのような状態で(服が濡れているため)シワが取れやすくなります。
注意点としては服は1個ずつ入れること(そのシャツ1枚のシワ取りに集中させたい為)と、出来るだけ短時間にすることです。10分もいらないくらいの時間がちょうどいいです。
形態安定のシャツを買う
ではそもそもどうすればシワになりにくいのでしょうか。まずは形態安定のシャツを買うことをオススメします。通常のシャツに比べて形が固定され、シワになりにくい形状になっています。それでも全くならない、というわけではないので注意が必要です。
ハンガーにもこだわりが必要で、安物のとりあえずかけるだけのハンガーでは、時間が経過するに連れて左右どちらかに重心がかかり、左右対称に保たなければシワになりやすいのです。滑り止め加工が施されているものや、きちんと滑らないように設計されているハンガーにかけておくと余計なシワがつきにくくなります。
シャツのマークにも注意する
シャツの機能表に、絞り方は弱くなどが書かれていた場合は注意が必要です。洗濯機で長い間脱水状態にしておくと、シワになったり型が崩れる場合があります。どんな素材で出来ていて、どのような洗い方が良いかそのシャツの特性を知る必要があります。
ベランダや物干しに干す際には、あらかじめシワになりやすそうな襟や袖口などは引っ張って伸ばして、一度叩いてから干すようにしましょう。干す前の行動でシワになるかならないか、乾いたときに結果が分かれるのです。
シワを取る方法も重要ですが、前もってシワになりにくいシャツや方法を知っておくと朝慌てないで済み、気持ちの良い朝を迎えられて仕事に行くことができるのです。