日本の海苔(のり)は食べるのではなく「芸術の域」に達しました、これはすごい

「のり」というと何を連想しますか?食べる「海苔」ですか?それとも紙をくっつけたりする「糊」ですか?どちらも違います。実は海苔が食べる以上に「芸術の域」に達しているというのです。一体どういう事なのでしょうか。

そもそも海苔(のり)とは?

海苔(のり)とは海の苔(こけ)と書きます。海藻の一種でヌメヌメした藻の仲間です。たんぱく質やカルシウムやビタミン・食物繊維などが豊富で日本だけでなく中国や韓国など様々な国で養殖されています。

海苔メーカーも日本にはたくさんあり、ニコニコのり、大森屋、丸徳海苔、白子のりなど名前を聞いただけで分かるメーカーがその地域でシェアを占めています。ご飯のお供として、一緒に食べたり海苔巻きや恵方巻などでも食べますよね。お寿司にも使われていて、それだけ日本人には馴染み深いものです。

海苔アートとは?

平仮名で「のりあーと」言われるものがブームになっています。のりあーととは、その名の通り海苔を使ってアートを生み出すものです。お弁当なんかではキャラ弁やデコ弁などのように、可愛いキャラを描いたりまるで絵のように見せるお弁当もあります。それの海苔バージョンのような感じで、とても素敵に出来ています。
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出典:小善本店

リラックマののりあーとです。海苔がキャラの形になっていて、そのままお弁当に乗せると子供が喜ぶデザインとなっています。幼稚園や小学生の男の子や女の子みんなが喜びそうです。
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出典:のりあ~と

これはすごいです、歌舞伎が再現されていて食べることができます。食べるのがもったいないくらいの、精巧なデザインです。思わず見とれてしまう美しさです。
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出典:のりあ~と

クリスマスや雪だるま、お正月にハートマークなど様々な情景を表現しています。まさに海苔で絵を描いているのと同じで、ここまで表現できるなら既にアートではないでしょうか。

お母さんが子供の為に、キャラになるように海苔を繰り抜いて作るのが一般的でしたが機械で美しく表現することができる時代になりました。特に黒の海苔なので、背景が黒いシーンと組み合わせるとより一層臨場感が出ます。

デザイン海苔

他にもデザイン海苔というものもあります。アートの先駆けとなったデザインです。
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これも全て海苔で表現されている模様です。グッドデザイン賞にも選ばれています、芸術ですね。

出典:GOOD DESIGN AWARD

海苔で切り絵に挑戦

お弁当にママが子供に作ってあげるという話をしましたが、切り絵として自作して作っている方もいます。
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出典:海苔の切り絵

おみそれしました、まさに職人芸です。センスと器用さがなければ出来ない完成度の高さです。既に販売できるようなプロのレベルの高さです、すごい。

最後にサッカー好きの子供へ作ってあげると喜ぶ、味付けサッカーのりです。
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出典:味付サッカーのり

運動会やサッカー大会の応援時やお昼のお弁当として、スポーツも頑張ってやる気も出してくれるかもしれませんね。海苔だけでお弁当の印象をガラッと変えてくれ、また作って欲しい、そう言ってもらえれば嬉しいですね。