世界で体重が1番重い赤ちゃん、1番軽い赤ちゃんは最高で何キロだろうか

子供が生まれる際に重要なのが「体重」です。栄養や病気の面で未熟児問題が取りだたされることがあります。様々な理由があるのですが、その逆もあり超肥満児として生まれることもあります。では今までの世界で生まれた巨大児・未熟児はどれくらいなのでしょうか。

赤ちゃんの体重別分類

赤ちゃんの体重には、生まれてくる際に基準があります。通常の赤ちゃんの体重は、女の子よりも男の子が重く、初めてのお産より2回目以降のお産が体重が比較的重いとされています。基準は主に以下の通りとなっています。

巨大児 ————- 4,000g以上
正常出生体重児 —– 2,500~4,000g未満
低出生体重児 ——- 2,500g未満
極小未熟児 ——— 1,500g未満
超未熟児 ———– 1,000g未満

出典:山本産婦人科

赤ちゃんの通常字は2,500gから4,000gが通常と言われています。それより低ければ未熟児、高ければ巨大児という扱いになります。

ギネス記録

ギネス記録によると1955年に生まれたイタリアの赤ちゃんが10.2キロ(男の子)で登録されているそうです。さすがに10キロを超えると相当な大きさでしょう。お母さんは生むの大変だったはずです。

最近では2009年にインドネシアで、8.7キロの赤ちゃんが話題になりました。帝王切開で生まれ、同国内で話題になりました。

インドネシアで体重8.7キロの赤ちゃんが生まれた。同国ではこれまでで最も重い新生児だという。医師が23日語った。

出典:AFPBB

何でもここまで大きくなった原因は、母親が糖尿病を患っているのが原因という見方とのこと。現在は健康にすくすくと成長しているそうです。

2016年に久しぶりの大きな赤ちゃんのニュースが取りだたされていました。6130グラムと大きな赤ちゃんで、女の子です。

幸せそうに眠る生まれたばかりの赤ちゃん。オリビアちゃんと名付けられたこの女の子。体重が6130グラムと、一般的な新生児のおよそ2倍の大きさで生まれました。身長も55センチもあります。

出典:体重6130グラムの赤ちゃん生まれる

スポーツやサッカーで有名なアルゼンチンで、健康状態もよくこれからどんな子に育ってくれるか楽しみです。

日本のギネス記録は?

では日本の記録はどれくらいなのでしょうか。通常は3200グラム前後が多いとされています。調べてみたところ記録は見つからなく、5キロ~6キロが最高ではないかというデータがありました。

日本の逆の記録ならデータがありました、それは未熟児の場合です。

世界最軽量の赤ちゃん

世界で1番体重が軽い赤ちゃんは、アメリカで生まれた260グラムの赤ちゃんとなっています。なんと2番目に軽い赤ちゃんは、日本の女の子でした。

慶応大病院(東京都新宿区)で昨年10月に妊娠25週、体重265グラムで生まれた女の赤ちゃんが3日、退院した。同大が同日発表した。赤ちゃんは現在体重3000グラムを超え、母子ともに健康という。超低出生体重児(1000グラム未満)で生存した例としては、04年に米国で生まれた260グラムの赤ちゃんに続き、世界で2番目に小さいという。

出典:世界で2番目に小さい265グラム赤ちゃん、無事退院

何と265グラムで生まれた赤ちゃんが日本にいました。これは2006年の10月に生まれた、女の子の赤ちゃんで日本人です。

赤ちゃんへの医療制度や技術は進歩している

現在は医療が発達し、助けられる確立も増えました。感染症への対策や医師の技術の向上、体制の強化など昔に比べて改善しています。お金が無くて育てられなかったり、未熟児への支援も増えています。給付制度も出来ています、例えば地方自治体のページを見ると下記のように書かれています。

身体の発育が未熟なままで生まれ、入院を必要とする乳児に対して、その治療に必要な医療費を国・府・市が負担する制度です。養育医療給付を受けることができるのは、大阪府内の指定養育医療機関での治療に限られます。(なお、世帯の所得税額に応じて生じる自己負担金額については、子ども医療費助成制度が使えます。)平成25年4月1日から河内長野市で申請できるようになりました。

出典:大阪府河内長野市

医療費を国や市が負担してくれるというものです。出生時の体重が2,000グラム以下の未熟児に相当する事で、市内に住所がある方を対象にしています。

身近で未熟児や巨大児で、健康や医療費について困っている方がいたら地方自治体に給付してもらえる制度や相談できる場所が無いか、確認してみましょう。