2016年のキラキラネーム大賞はどうなる?2014年2015年を確認してみよう

名前は1度親が付けると、基本一生付きまとうものになります。姓名の姓は変わる可能性は高いですが、名が変わることはほとんどありません。もちろん愛をこめて子供につけることがほとんどですが、明らかに常識的に考えて将来子供が戸惑うような名前をつけてしまう、キラキラネームが増えています。2016年も様々な名前を付ける親が増えてきますが、2014年と2015年の子供のキラキラネームランキングを見て傾向を見ていきましょう。

キラキラネームとは?

以前はDQNネームという言葉が流行りました、一般常識ではない軽蔑される意味合いが強いものとして誹謗中傷の1つとして用いられました。現在は「キラキラネーム」として「普通に読めない読み方を日本の漢字に当てた」というのが意味合いとして強いのではないでしょうか。

1993年8月11日、東京都昭島市の役所に「悪魔」と命名した男児の出生届が出された。「悪」も「魔」も常用漢字の範囲であることから受付されたが、市が法務省民事局に本件の受理の可否に付き照会したところ、子供の福祉を害する可能性があるとして、親権の濫用を理由に不受理となった。届出者(当時30歳)は、東京家裁八王子支部に不服申し立てを行い市役所と争った結果、家裁は「命名権の乱用で戸籍法違反であるが、手続き論的立場から受理を認める(つまり結果としては親側の勝訴)」との判断を下したが、市側は東京高裁に即時抗告した。 その後両親は、男児が「あくま」という音に反応していることを理由に、他の漢字を用いて再度「あくま」の名で届け出ようとしたが、市役所はこれも不受理とした。届出者は類似した音の名前を届け出て、これが受理された

出典:悪魔ちゃん命名騒動

悪魔と名づけられた子供はどう思うでしょうか、まさに地獄でしょう。光宙(ピカチュー)と名づけられる方もいました、愛があったのか、ペット感覚でつけたのかは分かりません。

名は体を表す」という言葉があります。名前はその人の性質や実態を表すという意味で、名前がもたらす印象は強いでしょう。受験や就職・面接などでは「キラキラネーム」の場合、落とされる可能性もあったり不利になると聞きます、いくら愛があろうとも名前を付けた経緯や気持ちが分からない以上、一般的な言葉で想像されます。

読み方や名前は将来変更することも可能ではありますが、本当に子供を愛している親なら子供につらい選択を与えるべきではないでしょう。ペットや鳥・猫・うさぎなど動物で名前が恥ずかしくないなら面白い名前もアリかもしれませんが、子供には慎重に名付けて欲しいものです。

2015年のキラキラネームランキング

2015年の「キラキラネーム」ランキングの順位を見てみましょう。

出典:赤ちゃん名付け

01位:皇帝 しいざあ

他には「こうた」「さうざ」「すめかみ」「ふらんつ」「みかど」「れおん」「かいざあ」と呼ぶそうです。北斗の拳かという印象を受けます。

02位:星凛 あかり

他には「きらり」と読みます。ラブライブの登場人物に「星空凛」ほしぞらりんという人物がいます。

03位:愛翔 らぶは

他には「あいと」「まあと」「まなと」「あいか」「めいか」と呼ぶそうです。検索するとクラブの源氏名などで出てきます。ようするに読めないということですね。

04位:煌人 きらと

他には「あきと」と読むそうです。煌なんて日本では使わないので、外国人と間違われそうな気もします。ちなみに「煌」は、「こう」と読んだり「かがや」くと読んだり、「きらめ」くと読みます。検索すると、煌人(きらめきびと)ガロという伝説の黄金騎士と出てきました。

05位:永恋 えれん

2次元のキャラクターで、進撃の巨人でエレンという主人公がいます。それを無理やり日本語に当てたものなのでしょうか。

06位:空蒼 くう

他には「あせい」と呼ぶそうです。「そら」ではなくて「くう」と読むそうで、近所のイヌの名前が「くぅ」だったのを思い出しました。

07位:愛莉 らぶり

他には「あいり」「えり」「あかり」「らぶり」「らぶりー」「りま」と読むそうです。モデルで松井愛莉(まついあいり)さんがいるそうで、さくら学院でユニットで活躍していました。ハーフモデルさんでラブリという方がいますが、本名は蘭舞莉と書くそうです。「あいり」なら読めますが、ラブって読み方は、メスのイヌに多かったりもします。

08位:海音 まりん

他には「あまと」「あまね」「かい」「かいと」「ひろと」「みうと」「かのん」「みお」「のん」「ねおん」「まりぶ」「まりん」「みと」「みの」「みんと」「かいん」「しおん」と読むそうです。マリンちゃんってキャラがいましたが、海音って名前は食べ物屋さんやホテルなどで付けられる事が多いそうです。

09位:碧空 みらん

他には「あおぞら」「あとむ」「そらと」「りく」「そら」と読むそうです。サッカーのクラブチームかという感じですが、全く読めないです。そらという文字があるのに、「りく」と逆の意味合いをつける意味はなんでしょうか。

10位:七海 まりん

他には「ななみ」「なな」と読むそうです。ちょっと洒落てつけた感じが漂います。スーパーダンガンロンパ2で、七海っていう萌えキャラがいますね。アイドルマスターシンデレラガールズのお魚系アイドルで検索が出てきたりします。

2015年の番外編としては「一心」と書いて「ぴゅあ」と読んだり、「大海」と書いて「おーしゃん」と読むものがありました。個性的と思うか、ふざけてると思うか人それぞれ思いかたは異なりますが、自分がその名前で呼ばれても恥ずかしくないようにはしたいものです。

2014年のキラキラネームランキング

では次に2014年の「キラキラネーム」ランキングの順位を見てみましょう。

出典:赤ちゃん名付け

01位:苺愛 いちあ、べりーあ

他には「かもえ」「ねね」「まいあ」「めあ」「めるあ」「もあ」「もえ」「もな」と呼ぶそうです。イチゴ愛って聞くとちょっとエッチな感じがしますが、べりーはストロベリーをかけているのでしょうか。ベリーアとか外国人と間違われそうな気がします。

02位:華琉甘 かるあ

他には「きらり」と読みます。カルーア・ミルクという飲み物がありますが、そこから取っているのでしょうか。

03位:愛羅 あいら、てぃあら

他には「あらい」「ききらら」「らぶら」「らら」「ららな」「らり」と呼ぶそうです。あらいは新井がありますが、在日の方に多いそうです。キキララって明らかにサンリオのキャラクターから取ってる気がします。ティアラは無理があるような・・・。

04位:唯愛 ゆい、ゆめ

他には「いちか」「あい」「ゆあ」「ゆいみ」「ゆいな」「ゆうあ」「ゆえ」「ゆな」「ゆめあ」「ゆうな」と読むそうです。唯一(ゆいいつ)愛と気持ちは分からなくも無いですが、「いちか」は読めないでしょう・・・読み方は可愛いんですが。

05位:黄熊 ぷう

黄色のクマさん、あれですね。クマのプーさん。病院でプーさん?とか呼ばれたら恥ずかしすぎて倒れそうです、太ってたら納得されるし、痩せてたら「ウソでしょ?」とか突っ込まれかねませんね。

06位:優杏 ゆあん、ゆず

他には「うきょう」「ゆのあ」「ゆりあ」と呼ぶそうです。検索すると自動車評論家でレースクイーンの方が出てきました。まだ読めるので悪くない気はします。

07位:七音 どれみ、おんぷ

他には「ななね」「ななお」と読むそうです。ドレミファソラシドと思ったら8個あるので違いました。中国語の声母を7種類に分類したものと検索で出てきます。おジャ魔女どれみで「どれみ」というキャラがいますが、その影響でしょうか。

08位:璃音 りおん、るのん

他には「しおん」「るりと」「いりん」「りの」「りのん」「りよん」「りん」「るのん」と読むそうです。リオンと聞くと中国人俳優でいそうな名前です。と思ったらリュ・シウォンという韓国の俳優がいるそうで、韓国好きな方が「りおん」と付ける事もあるそうです。

09位:希星 きらら、きてぃ

他には「きらり」「きあら」「きせき」「きら」と読むそうです。ハローキティーから取ったのでしょうか。確かにきららはキラキラと1文字違いで、連想されそうです。自分の子供をキティーちゃんと呼んでいる親がいたら、正直引きそうです。

10位:姫奈 ひな、ぴいな

他には「ひめな」と読むそうです。夜のお仕事の源氏名でありそうな名前です。ぴいなは鳥につける名前にありそうです、ぴいちゃんなど。マリオゲームでピーチ姫から「ぴい」と考えてるのでしょうか。

キラキラネームは子供の人生を左右する

確かに子供の名前は両親が最初にあげられる、プレゼントと言われています。一生をその名前で背負っていくので、愛するあまり暴走する方もいてそれが名前に出る場合があります。

しかしどこに出しても恥ずかしくない名前にすべきなのではないでしょうか、人間1人で生きているわけでもなく見た目はある程度考慮すべきです。ここでいう見た目とは、通常の外見とは異なり名前を指します。男ならヒゲボサボサで汚らしいカッコはイメージ悪いですよね、女なら寝起きでノーメイクで不潔でというのもイメージが悪いです。つまり最低限度の社会に出るマナーとして、身だしなみはある程度整えておく必要があるという事です。

両親が本気で真剣に悩むのは分かりますが、その考えや真意は説明しなければ伝わりません。子供が会う人会う人に、「何て読むの?」とか「読めないよ」「変な読み方」と言われていると思うと、子供に嫌な思いをさせかねません。親としては子供がそんなことで、イジメや嫌がらせを受けるのは本意ではないでしょう。ある程度学校や会社という、社会に受け入れられるであろう名前を使うことが、その子の性格や将来を決めるといっても過言ではないのではないでしょうか。