なにをやっているんだ、というニュースが舞い込んで来ました。ホンダで以前リコールが出て、修理してもう大丈夫とおもった矢先の出来事。修理した箇所の改修方法が悪く、またもや修理する必要が出てきているというのです。一体どうなっているのでしょうか。
リコールとは?
自動車の基準が保安基準に適合しなくなる恐れのある状態を、メーカーが無料で修理対応することを言います。エンジンであったり、ブレーキであったり、細かい部品や重要な箇所が含まれている場合が多いです。事故や同乗者・他人に迷惑を掛ける可能性もあり、ドライバーは修理対応を受けなければなりません。
新車の場合はディーラーからハガキやメール、電話にて連絡を受ける場合が多く、中古車の場合は連絡は来ませんので自分でネット等でチェックする必要があります。家族や大事な人を乗せる場合は、必ず自分の目で耳で調べてチェックしなければならないのはドライバーの責任でもあります。
再リコールとは?
以前あった不具合箇所を修理したにも関わらず、修理方法がまずく再度修理対応となることを言います。
以前あったというリコールを探してみたのが以下になります。
出典:N BOX、N BOX Custom、N BOX +、N BOX + Custom、N ONEのリコール (平成25年6月13日届出)
一次減速機構付無段変速機の油圧制御プログラムが不適切なため、変速レバーを前進又は後退位置へ操作後、すばやいアクセル操作を行うと、無段変速機のドライブプーリーシャフトに高い負荷が加わることがあります。そのため、その状態を繰り返すとシャフトが折損し走行不能となるおそれがあります。
ドライブやバックを切り替える変速機を、すばやく切り替えると負荷がかかって折れたり破損する恐れがあるというものでした。走行不能になると考えただけで恐ろしいです。
このときは対策プログラムに書き換えて、基準値以外の場合、無段変速機を新品と交換するなどの対応がとられて安心、とばかり思っていました。
今回のリコール
今回も似たような内容になっています。特定の動作を行うと、シャフトが折れたり破損し、最悪動かなくなるそうです。
パドルシフト搭載車において、エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、アクセルペダルから足を離した減速中にパドルシフト操作により2速から1速へ変速すると、無段変速機のドライブプーリーシャフトに高い負荷が加わることがあります。そのため、その状態を繰り返すとシャフトが折損し、最悪の場合、走行不能となるおそれがあります。
出典: N BOXなど5車種のリコール (平成27年11月12日届出)
今回の対応も同じような対応で、書き換えたり、新品に交換したり、対策プログラムを変更するなどの措置との事。本当に次できちんと修理してもらいたいものです、特に最近リコールが増えているような気がします。
対象の型式を確認
HONDA(ホンダ)の、どの車種・どの型式が今回の修理対応となるか確認しておきましょう。
出典: N BOXなど5車種のリコール (平成27年11月12日届出)
「N BOX」「N BOX Custom(カスタム)」「N BOX +(プラス)」「N BOX +(プラス) Custom(カスタム)」
上記エヌボックスシリーズの型式がDBA-JF1と DBA-JF2が対象です。
「N ONE」
上記エヌワンはDBA-JG1とDBA-JG2です。
軽105,351台が対象で平成23年~平成26年までと比較的新しいモデルが多く含まれており、事故に繋がる前にきちんと修理しておきましょう。
最近のリコール
ホンダに限らず、トヨタやマツダ、三菱、スズキ、ダイハツなどのメーカーには対策をきちんと講じてもらいたいものです。昔に比べて増えてきて、台数もすごい数になってきました。隠されるよりはマシですが、製造段階で命を預かる車を作っている以上、安全最優先で物づくりをしてもらいたいものです。そうすれば楽しく、快適なドライブを送ることが出来るのではないでしょうか。