普段センサーというものはどこにでも存在しています。それはスーパーの自動ドアや、近くに寄ったら明るく照らしてくれるセンサーライトなど。しかし感度が悪いときが、いつも反応が鈍い人がいます。それはなぜなのでしょうか、確かに私はそこにいるのに、どうして感づいてくれないのでしょうか。体重・角度・色?どうなっているのでしょうか。
そもそもどうやって人間を感知しているの?
基本的には自動ドアは「センサー」が上部についています。そこからセンサーを出して人間を感知します。その範囲は自動ドアやメーカーによって様々です。
出典:全国自動ドア協会
例えば上記の場合は「軌道検出範囲」というものが存在します。その範囲に人が入るとセンサーが感知して「開閉」という命令を出します。そして人が通り過ぎてセンサーに感知しなくなると、あらかじめ設定されたタイマーで閉まる場合が多いでしょう。
出典:日本機械学会誌
上記によると、前に立って開く「マットスイッチ」と、人間の熱で感知する「感熱センサー」、物体との距離で開く「超音波センサー」、近赤外線の反射光による「光線センサー」がある。それぞれ、重量・温度・距離・光の変化で測定方法が異なっている。
どこかで聞いた話だが、足で踏んでその発電力でドアを開いたりすると、電気が無いところでもドアを開かせることが出来るなど、電気要らずの装置もあるのだとか。
センサーライトはどうやって人間を感知しているの?
家の前や、夜の工場などあまり人が来ないようなところに設置している場合が多いです。誰かがそこを通ると勝手にセンサーが反応してライトが光るというものです。
出典:センサーライトなぜ光る
赤外線を発しているので、それに触れると人が来たことを認識します。そしてライトに明かりを灯すのです。他にも足元だけ照らすタイプのものなどもホテルではみかけます。
基本的には泥棒対策や防犯対策に使われる場合が多く、戸建ての家につけているところが多いです。
セコムやアルソックなど防犯会社でも、入り口や窓にセンサーを設置し対策を取ることもあるそうです。会社や事務所・工場などで夜中に何かが動いたら通報システムが作動するなど。
火災報知機などもセンサーで、煙を感知して知らせるものです、分類としては似ています。
センサーに反応しないのはなぜ?
自動ドアやセンサーライトで、反応が鈍いときがあります。コンビニに入ろうとしたときや、お店に入ろうとしたときに中々開かなくて戸惑ったことがある人多いのではないでしょうか。お店の中の人も驚いて「えっ」と見ていてくれればいいですが、あれ幽霊になったかなと言うように自分だけ反応が鈍いときもあります。
それは別に身長が低いからでも、体重が低いからでもありません。昔は重量センサーなどがありましたが、最近の主流はほとんどが赤外線などの感知式です。
頭上のセンサーから近赤外線の光が出ているんですが、その反射がどれだけ変化したかを見て、自動ドアが開くシステムなんですね。つまり、人がセンサーの下へ来たときの、床面との色の差や、材質の差をキャッチして開いています。そのため、色や材質の差が少ない服ですと、どうしても開きづらいことがあるんです
自動ドアの前に絨毯(じゅうたん)などの敷物が敷かれている事、多いですよね。あそこを目印に色の差で判断して要る事があります。そのため、敷物と同じ色の場合は、センサーが反応しにくいというのです。
例えば、黒の敷物の場合、黒の帽子をかぶって服もズボンも黒で靴も黒、怪しさ満点ですが開きにくいという事があります。
出典:自動ドアや自動手洗いが反応しないことがあるのは?
自動で水が出る機械も同じような要領で出来ています。最新の自動水栓は学習もするそうで、透明なコップはあるのかどうか感知しずらいのだそうです。
閉じて開かないで困ることはあっても、開いたままで困ることは少ないそうです。安全面の話で、ということですが、何か異常があれば開くということでしょう。
昔は雪や雨でも感知してしまうというのもありました、虫や動物でも確かに開いていそうな気がします。
誰もいないのに自動ドアが開く、センサーライトが光る
誰もいないのに反応することってありますよね。男子用トイレで、自動で洗浄の為に流れることがありますという表記みかけます。これは誰かが幽霊がたっていて起動するのではなく、清潔を保つためにたまに自動で流しますよ、という表記です。
書いていないと確かに驚きそうです。昔は虫や雨で開いたりしたことは多かったのですが、最近では比較的減少しました。日々センサーの技術は進歩しているので、誤作動も減ってきているのでしょう。外を走っている自動車が何かの電波を発していたりして、誤作動するというケースも稀にあると聞いたこともあります。
そもそも目に見えない物体には反応しないので、幽霊に反応して開いたということは基本無いそうですのでご安心ください。