いびきがうるさくて眠れない・・・こうなったら対策を立てるしかない

私の家族も「いびき」がうるさい方がいて、迷惑しています。「いびき」はかくほうも、かかれるほうも双方にデメリットがある症状です。対策を取れば改善するので、1つずつ原因と対策を見ていきましょう。放っておくと病気にもなり、何も良いことがありません。

「いびき」をかくということ

「ガー・ゴー・グガー」まるで怪獣のような「いびき」は、寝ている本人にはほとんど分かりません。大抵は周りの人間が気付いて、本人に伝えてはじめて自覚するものです。

周りの人は寝不足になるしストレスにもなります、そして本人は「いびき」のせいで疲労感が取れずに疲れが残ったり、血管や脳へと体に様々な負担をかけています。

昔は単に「うるさい人だ」と思われてた程度でしたが、最近の研究結果では病気の症状として問題にもなっています。では、どのようにすればよいのでしょうか。

「いびき」は主に2種類ある

実は「いびき」には2つの種類が存在します。

1つは「疲れたとき・病気時」におこるものです。体調が悪かったり、鼻づまりになったり、風邪を引いたときにかいてしまいます。これはその症状が治まれば治る、一時的なものですのであまり気にする必要はありません。

2つ目は「無呼吸症候群」です。電車の運転手の事件から、一気に日本でも話題になりました。途中でもほんの少しだけ呼吸が止まったり、無呼吸の状態が繰り返し行われるものです。

重度の無呼吸症候群は生命にも関わるもので、耳鼻科で治るものもあります。鼻の粘膜や鼻炎・炎症などによって起こるものもあります。あまりに深刻な方は相談に訪れることをオススメします。

出典:国立循環器病研究センター

この症候群は単に呼吸が止まるだけの病気ではありません。心臓、脳、血管に負担をかけるのです。実は、睡眠時無呼吸症候群があるだけで高血圧症、脳卒中、狭心症、心筋梗塞など循環器病を合併する危険が高まることがわかっています。無呼吸回数が多くなるにつれて、つまり重症になればなるほど、そのリスクは高くなります。

国立循環器病研究センターによると、昔は病気といわれていませんでしたが現在はれっきとした病気との事。しかし、生活習慣を改善したり適切な治療を受けることで、長生きできるようになると明記されています。

「いびき」の一般的な対策

「いびき」の大きな原因として「口呼吸」をして息を吸っていることがあげられます。鼻炎など鼻に炎症がある方は、口呼吸になる場合が多いそうです。「鼻呼吸」を意識して行うようにしましょう、これが1番簡単な1つの解決方法です。

太っていると軌道が細くなります、そのため「いびき」が悪化する例が多いです。ある程度の適正体重になるように意識しましょう。

そして即効性がある方法として、「横向きで寝る」ということです。仰向けだと重力で軌道を塞いでしまうので、いびきをかく原因になります。体を横にすると一気に改善されます、寝にくい場合はホームセンターや寝具店で抱き枕などを購入し、意識して寝るようにしましょう。

他には鼻の手術をしたり、歯科医院へいって専用のマウスピースをつけて軌道を確保したり、終夜睡眠ポリグラフィーという簡易睡眠検査をしたり、探せば細かい解決方法も存在します。

合併症が怖い

睡眠時無呼吸症候群は、単体でというより同時に合併症として以下の症状を発症する場合があるそうです。

出典:睡眠時無呼吸症候群の合併症 ドクター’s コラム

1. 高血圧症(危険性は健康な人の2倍)
2. 糖尿病
3. 高脂血症
4. 肥満などの生活習慣病
5. 動脈硬化
6. 心臓の冠動脈疾患(危険性は健康な人の3倍)
7. 心筋梗塞(危険性は健康な人の4倍)
8. 脳血管障害(危険性は健康な人の4倍)

酸素が不足したり、呼吸が不十分でその状態が長く続くと他の病気になる可能性があるという事です。

家族が症状を出している場合

気付いたその日から改善に向けて動きましょう。お金のかからないできることから、意識して実行することが大事です。

まずは横向きに寝て、鼻呼吸するようにしましょう。あとは肥満からもきますので、適正体重にダイエットしたり、鼻の持病や病気を持っている方は治療しに行きましょう。

いびきをかくのは非常に体力の要る事です、高血圧や心臓にも負担がかかります。私の家族も横向き・鼻呼吸でかなり改善されました。本人への負担と家族への負担の両方を改善できますので、だまされたと思ってはじめてみてはいかがでしょうか。