「写真無し図あり」昆虫好きにはたまらない?蟻(アリ)さんの分布図が公開されました

昆虫にも様々な種類があります。日本にはいない昆虫から、世界のとある地域にしか生息しないものまで様々で、日本国内でも地方にいくほど珍しい昆虫に出会えます。蟻はどこにでもいますが、その世界初の分布図が公開されたというのです。どの国にどんな蟻がいて、何種類くらい生息しているのかが分かります。

昆虫とは?

昆虫といっても種類は様々です。下記が代表的な昆虫に該当します。

・ハエや蚊(ヒトスジシマカなど)
・アブラムシ
・蛾
・甲虫(コガネムシなど)
・トンボ(ギンヤンマなど)
・蜂(スズメバチやクマバチ・アシナガバチなど)
・クワガタ
・カブトムシ
・カミキリ虫
・セセリチョウ
・バッタ
・セミ(クマゼミなど)
・ゾウムシ
・カメムシ
・チョウチョ(アゲハチョウなど)

ここに蟻(アリ)も該当します。一説によるとアリの種類は世界で1万種以上で日本で280種以上あるといわれています。ハチやスズメバチの親戚とも言われています。巣(コロニー)を作りそこに餌を運んで生活しています。

昆虫マップの研究チーム

アリの地球規模での分布を表示するアリの地図を、香港大学が公開しました。4年を費やしたとされるこのマップには、世界の地域ごとに何種類のアリが生息しているかを色別に調べることが出来ます。もちろん正式な名称も記載されていて、その数は15000種類近いとのこと。

出典:世界初の「アリ地図」公開、香港と沖縄の大学

中国・香港(Hong Kong)市に生息するアリに関する香港大の研究を主導しているゲナール氏は、自身の研究チームが過去1年以内に同市内で発見したと考えている新種は12種に上ると指摘。「われわれのチームは、ほぼ毎週のように新種生物を発見・記録している。われわれが取り組む研究に関して、全く驚くべきことと私が感じているのは、まさにこのことだ」と述べた。

なんと毎週のように「新しい種類」が発見されているそうです。確かに1万種類以上いるというなら、生まれてくる新しい昆虫も多いのでありえそうだが。

アリの昆虫マップ

20150808-1
出典:http://antmaps.org

オーストラリアのクイーンズランドが1,400種類と最多だそうですが、きちんと日本用のデータも公開されています。

北海道:78種類
東北地方:88種類
関東地方:120種類
中部地方:123種類
近畿地方:117種類
中国地方:112種類
四国地方:114種類
九州地方:130種類
沖縄地方:104種類

薩南諸島:137種類
八重山諸島:105種類
小笠原諸島:29種類

これらのデータから分かるように、ひとがあまり踏み入れていない場所が面積の割に種類が多いことが分かります。特に諸島です。北海道は特に広く多そうだが、調べ切れていないのか寒さの影響もあるのかそれほど多くない。

他にもロシアが104種類、韓国が114種類、北朝鮮が99種類、イギリス62種類、ドイツ129種類など全体的に100種類前後の国が多い。

蟻(アリ)は地球上に何匹いるのだろうか、説によると1京(1000兆の次の位)匹だと言われている、根拠は無さそうだが・・・。小さいからまだ可愛く見れるかもしれないが、人類より圧倒的に多い数で、怖い映画のように、巨大化したら怖そうだ。