ゾンビお肉って何だろう?日本にも中国から入ってきている?

出典:Record China

ゾンビといえばバイオハザードなどを思い出します。ゲームでいうゾンビとは、意思の無い死体が動くことを指します。普通のスーパーに並ぶ牛肉や豚肉、鶏肉などはしとめてから、すぐに食用にできるように衛生面でも気を配られています。日本産(国産)はもちろんのこと、アメリカ産やオーストラリア産のオージービーフなども、日本では人気のお肉で私も良く食べています。では、これらの肉とはどう異なるのでしょうか。

ゾンビ肉とは一体何者?

中国国内ですごいニュースになっていて、日本国内でもニュース記事が伝わってきた。

出典:「ゾンビ肉」って何?

保存期限切れで不要となった食肉を、安く買いたたいたものがゾンビ肉の正体だ。もちろん、密輸品である。1970年代ものの豚足、80年代ものの手羽先など、あらゆる部位の食肉が出回っている。

簡単に箇条書きで伝えるとこうなる。

通常の肉
・牛を加工する
・冷凍保存される
・新鮮な状態で店頭に並ぶ
・賞味期限有り

ゾンビ肉
40年前に加工される
・冷凍保存される
・冷凍状態はかなり雑で劣悪
・途中で解凍されたり、温度設定が雑で菌が繁殖している
化学薬品に浸かっていて見た目をごまかす

ざっと説明するとこのようなものだそうだ。普通のスーパーやコンビニ等で肉の賞味期限が切れた場合は処分されるが、それを処分しないで加工して販売すると捉えると、恐ろしいことがわかる。

ゾンビ肉は既に日本国内に入っている?

出典:中国のゾンビ肉「すでに国内に入っている可能性ある」と識者

今年6月、中国の税関当局が冷凍食肉の密輸グループを摘発して計10万トンにおよぶ牛、鶏、豚などの食肉を没収したところ、1970年代、1980年代に生産された記録のある食肉が中国国内で流通していることがわかった。

1970年~1980年ということは、今から45年~35年前の「牛肉」「鶏肉」「豚肉」ということになる。保存している冷蔵庫施設で強烈な悪臭を放っていたというぐらいなので、冷凍状態で既に菌が繁殖し衛生状態がとても悪い環境だということでしょう。日本なら間違いなく倒産ものでしょうが、マグドナルドの期限切れナゲットも中国国内で作られていたので、中国の肉事情は日本よりかなり悪そうだ。

では、日本へこのゾンビ肉は入ってきているのだろうか。注意すべき場所や売り場はどこだろうか。

注意すべき売り場は2箇所

1つ目:冷凍食品

ひき肉系の加工冷凍食品は中国産が使われていることもあり、加工されていれば発見するのは難しそうだ。試しにパッケージの裏側を見てみよう、全ての肉の部位がどこのものか書かれているだろうか?書かれていなければどこ産の肉かは分からない。その際はメーカーのホームページや、販売メーカーのお客様相談室などに直接電話して、その内容を聞くしかないのではないでしょうか。

2つ目:夏の屋台での加工肉

夏休みも近づいてくると、屋台などのお店が立ち並びます。焼きそばやソーセージや、串ものなど、美味しそうなものが多いですよね。

比較的値段の高い食べ物が多いですが、それは質が良いからではありません。お祭りなどのイベントであえて高くしているのと、場所代など人件費がかかり高騰しているだけのものです。

基本的に屋台はどこの産地かなど銘記する必要もなく、そういうのは見たことがありません。たまに食中毒がおこったニュースや爆発事故なども最近聞きますが、衛生管理状態は決して良いとはいえないでしょう。

出典:中国のゾンビ肉

中国国内にあるこれらの加工品工場を川上に遡って調べることは非常に難しい。古い肉を使っていても加工されていれば、日本に輸入する際に検査で発見することは不可能です

私自身、屋台などで加工されているものは口にしません。スーパーやコンビニで産地表示や賞味期限などをチェックして買う人も、このような場所では気にせず購入する人が多いのも事実。どこの産地で、賞味期限がどうなっているのかも分からないのですよ?菌によっては潜伏期間もあり、食べてから数日経たないと症状が・・・という可能性も十分にあります。腐敗していても火を通せば・・・なんていう考え方も怖いですね。

命に関わる食に関することなので、衛生状態は気にしたいものです。