スーパーやCMなどで見かけたことのあるこの言葉「土用の丑の日」。一体何を意味するのでしょうか。土曜日は牛の日で、うなぎを食べるの?いやいや意味不明ですね。
土用の丑の日はいつ?
2015年は「7月24日」と「8月5日」です。
2014年 | 7月29日 | なし |
2015年 | 7月24日 | 8月5日 |
2016年 | 7月30日 | なし |
2017年 | 7月25日 | 8月6日 |
2018年 | 7月20日 | 8月1日 |
2019年 | 7月27日 | なし |
2020年 | 7月21日 | 8月2日 |
土用とは?
お彼岸や節分などの行事ってありますよね、あれと同じカテゴリに属しています。雑節(ざっせつ)と呼ばれるもので、9種類存在します。
「節分」「彼岸」「社日」「八十八夜」「入梅」「半夏生」「土用」「二百十日」「二百二十日」の9種類です。季節の移り変わりが分かるように、上記のように呼ばれています。
土用を指している日は、「7月19日~8月7日」と言われています。この約18日間の内、十二支の丑にあたる日が、1.5回訪れます。
計算式:18÷12=1.5回
ですので、1年に1回の年もあれば、2回の年もあるのです。
うなぎは冬の食べ物?
天然でとれるうなぎの初物は、基本的には初冬と言われています。
ということは、夏場では基本的には売れません。
うなぎがなかなか売れない鰻屋さんが、平賀源内に相談したところ「本日は丑の日」という張り紙を店に貼ることを提案したそうです。そうするとうなぎ店は繁盛し、他のうなぎ屋も真似をして、日本に定着したとこのこと。
夏ばてにうなぎは確かに効果があります。ビタミンAやビタミンBが多く含まれており、食欲減退する夏にはもってこいです。ただし、冬眠に備えて冬の直前に養分を蓄えるのが一般的で、夏場は冬のうなぎより味が落ちるといわれています。
スーパーやコンビニでも、これに乗っかって少しでも売ろうとイベントが開催されています。特にコレといった理由は無いが、販売促進になってしまったということになります。
最近では中国産のうなぎが数多く売られていて、日本産の国産より値段もかなり安いです。ですが、日本人としては安心して食べられる日本産を選びたいものです。