23歳でバセドウ病を発症し、それと共にロングヘアーが一気に全部抜け落ちました。それから1年ほどは「ウィッグ」で生活を送っていました。バセドウ病とは「甲状腺ホルモン」で起こる病気です。
伸ばしていたロングヘアーが抜け落ちて悩んだ
22歳で新卒入社で正社員として仕事をしていました。職場にバセドウ病をカミングアウトするべきかどうか悩みました。定期的に検査をしており、バセドウ病の数値が落ち着けば髪はまた生えてくるので、一時的な我慢でした。
しかしさすがにストレートのロングヘアーが1週間ほどでなくなったのはつらかったです、それまでは長い髪が好きで伸ばしていたからです。。
1年でウィッグが外せるまでに回復した
私の場合は大学病院へ通院していたので、内科でバセドウ病を治しながら皮膚科で髪がすぐ生えるように、頭皮にステロイド筋肉注射とレーザー治療をしていました。そのおかげで1年程で医療用ウィッグが外せるようになりました。
一番精神的な支えになってくれたのは家族でした、落ち込む私を家族の励ましが何よりも治療になったのです。
あの頃のつらさに比べたら、普通の悩みなんてヘでもない
結局バセドウ病は「手術」をしたことで現在は落ちつきました。しかし髪が抜け落ちて、精神的に一番どん底を経験したことで、これからはどんなことが起きてもあの頑張りがあるからこそ、乗り越えれるような気がします。人生で一番つらくて強くなった瞬間でした。
バセドウ病は抜け毛のほかにも、目が飛び出てきたり甲状腺がハレてきたりと、ホルモンの過剰状態になるそうです。男性より女性が多いそうですが、きちんと病院へ行って治療することが可能な病気です。
周りの理解があったからこそ立ち直れた
23歳の女性で一気に髪が無くなる、というのは想像できないくらい精神的にも体力的にもやられました。しかし職場にカミングアウトしすると見守ってくれ、当時付き合っていた彼氏も応援してもらえました。そして立ち直ることができたのです。
これは精神的な衝撃がきついので、1人で悩まず周りに打ち明けることが大切です。それで気持ち悪いとか、嫌な顔をされて友人が離れていったら、所詮その程度の関係だったということです。私の場合は幸いな事に1人も離れていく友人はいませんでした、とても感謝しています。