NTTドコモ携帯電話とiphoneは2年でどこまで進化する?具体的なスペック比較後編

出典:2013年夏モデルVS2015年夏モデル

NTTドコモ携帯電話の2年間の性能比較解説後編です。ARROWS(アローズ)・AQUOS(アクオス)・Xperia(エクスペリア)タブレットとAQUOSパッドの比較です。2年の進化はどの程度のものでしょうか。前回のiphone(アイフォン)では何段階も性能が上がっていくことが確認できました。今回はドコモから出るタブレットも比較しています。

ARROWS NX F-06E と ARROWS NX F-04G

2013年夏に発売されたARROWS NX F-06Eと2015年夏に発売されるARROWS NX F-04Gの比較です。

ディスプレイ解像度が、1080px X 1920pxから1440px X 2560pxにパワーアップ。解像度とは、点の集合体のことで横に1440個の点(ドット)があり、縦に2560個の点(ドット)があるという意味です、なので携帯電話は縦長です。1080px以上の点があることを一般的に「フルHD」と呼びます。高解像度で映像や画像が楽しめるというフレーズで使われることが多いです。

2つ目はインカメラです、インカメラは自分を撮る側のカメラのことで、130万画素から240万画素と倍近くに上がっています。アロウズは元々インカメラも綺麗でしたので、これだけあれば十分でしょう。

3つ目はなんといっても、この機能。虹彩認証(こうさい にんしき)を搭載している点です。生体認証技法の1つです。2015年5月13日現在では富士通の調べで世界初ということで、今まで暗証番号や指紋センサーだったのが、眼の虹彩でパスワードを入れたり、ロックを解除することが出来るようになりました。Iris Passportと呼ぶそうで、方法は簡単です。画面を見るだけですぐにログイン認証もできます。映画の世界でありそうな機能が携帯でも使用できる、本当に面白い機能ですね。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E と AQUOS ZETA SH-03G

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2013年夏に発売されたAQUOS PHONE ZETA SH-06Eと2015年夏に発売されるAQUOS ZETA SH-03Gの比較です。

 

シャープのアクオスフォンもいろいろと改善されています。9.9mmあった厚さが8.3mmとなり、持ちやすくポケットに収まりやすくなりました。電池の実際の使用時間も62.5時間から74.2時間と約1.2倍性能が上がっています。

地味な性能のアップですが、地味じゃない機能がシャープにはあります。それはハイスピード撮影です。ハイスピード撮影をすると、テレビでは超スローモーションで驚きの表情が撮れてたりし面白いですよね。映画のマトリックスもハイスピードでキャノンのEOSをハイスピードで撮ったものを繋げて、上手く仕上げています。

アクオスフォンでは、秒間210枚の肉眼では捉えられない一瞬もスーパースローで楽しめます。1秒間に210枚写真が取れるので、10秒で2100枚もとれます。写真家でも写真マニアやオタクでもそうですが、本当に素晴らしい写真って何千枚の中から選びぬかれた写真なんですよね。

昔アメトークのカメラ芸人で、吉本の小藪が何千枚の中からベストショットを選んだというのがありました。あれも一眼レフの高い機材で写真を連続して撮影してますが、そういうのが携帯電話でもできる時代になってきました。特にこれからの夏の季節、海へ海水浴やプールなどで水しぶきも、驚くほど綺麗に立体的に撮影できるでしょう。

Xperia TM Tablet Z S0-03E と Xperia TM Z4 Tablet S0-05G

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2013年夏に発売されたXperia TM Tablet Z S0-03Eと2015年夏に発売されるXperia TM Z4 Tablet S0-05Gの比較です。ここからは携帯電話やスマートフォンではなくタブレットになります。アップルのipad(アイパッド)もすごいですが、他の機種も負けてはいません。

 

ディスプレイ解像度が、1920px X 1200pxから2560px X 1600pxにパワーアップ。解像度とは、点の集合体のことで横に2560個の点(ドット)があり、縦に1600個の点(ドット)があるという意味です、なのでタブレットは横長です。1080px以上の点があることを一般的に「フルHD」と呼びます。高解像度で映像や画像が楽しめるというフレーズで使われることが多いです。

2つ目の画面サイズですがタブレットは実は変更がありません。タブレットは画面を大きくすれば良いというものではなく、いかに使いやすいサイズを維持して内面をパワーアップさせるかが課題となります。ノートパソコンでもそうですが、大きすぎると鞄やバッグに入らないばかりか、バッテリーの消費も多く持ち運びに適さなくなります。

6.9mmだった厚さが6.1mmとなり、495gあった重さが393gとなり、同じ画面サイズであっても薄く軽くなりました。これは2年の進歩で、内蔵されているソフトやCPUなどもパワーアップしています。ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社の調べでは、10.1インチ以上のディスプレイを保有している、LTE/3Gタブレット製品で世界最薄/最軽量だそうです。持ち運び前提ですから、これは有りがたいですね。性能もクアッドコア×2で8コアのオクタコアを装備しています。

AQUOS PAD SG-08H と AQUOS PAD SH-05G

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2013年夏に発売されAQUOS PAD SG-08Hと2015年夏に発売されAQUOS PAD SH-05Gの比較です。携帯電話やスマートフォンではなくタブレットになります。

 

タブレットで大事なことは持ち運びやすい大きさで、使いやすく軽くて薄いことです。
本体のサイズが小さくなりましたが、画面サイズは変わっていません。これはサイズにおける画面での占める割合が大きくなったということです。デッドスペースを削りコンパクトになっています。

重さも288gから216gへと72gも軽量化されています。25%も軽くなっているので、持った瞬間に体感で分かるレベルです。性能もクアッドコア×2で8コアのオクタコアを装備し、タブレットにも関わらずカメラ有効画素数が800万と高性能です。もちろん、お財布ケータイやハイレゾ・防水機能搭載と機能満載です。AQUOSケータイ(SH-06G)とも連携が可能で、データのやり取りがスムーズです。

オクタコアは当たり前、もはや固まらない?

CPUやメモリに置いて2年前のモデルとは比べ物にならないくらい進化しています。ここまで携帯やスマホ・タブレットの内部パワーが上がればフリーズなどというものは滅多にしないのではないでしょうか。

お財布ケータイやハイレゾもつき、防水・防塵も備えてるものが多いです。あとは値段がもう少し安くなれば言うことは無いですが、ここまで機能が上がってくると以前の端末と性能の差が大きくなり、買取価格などは一気に下がることが予想されます。あえて一世代前の中古を購入して格安simで運用という手もあります、今の最新の端末で格安simにすると半年は待たないといけませんからね、6ヶ月制限があります。

更に後2年経過したら、どこまでパワーアップするのか興味が出てきますね。

→参考:NTTドコモ携帯電話とiphoneは2年でどこまで進化する?具体的なスペック比較前編