朝食は食べる?食べない?メリットとデメリットを整理してみよう

朝起きて朝ごはんを食べますか?学校へ行く前に会社へ行く前に、家事や育児を始める前に食べたほうが良いという意見もあれば、食べないほうがよいという意見もあります。それぞれのメリットとデメリットを整理してみましょう。

1日は3食・5食・2食?生活スタイルで差がある

昔から言われている事は「朝食」(朝ごはん)「昼食」(昼ごはん)「夕食」(夜ご飯)という3食をきちっと取ると体にも良いとは言われてきました。しかし朝を抜いて2食にしたり、間食などを含めると1日5食食べる方もいたり、日々の生活において人により個人差があります。

どちらも正しいという意見もありますが、それぞれの考え方を整理してみましょう。

朝食を食べるメリットとデメリット

朝食を食べることによって、脳にエネルギーを送ることができるので勉強や仕事がはかどるといったメリットがあります。脳を活性化させるためには「ブドウ糖」というものが必要です。これが不足するとパワー不足となり、集中力や記憶力があまり働かないというのです。ですので、朝にはブドウ糖を含む、お米がよいとされ昔から日本の朝ごはんにはお米の白米が用いられてきました。

ガソリンが足りないと車は動きません、これと同じ原理で活気を取り戻すには食べるということが1番で、集中力や記憶力が続かないとストレスも溜まり疲れが溜まりやすくなります。朝ごはんを食べることでこれらを解決することができるので、子供を持つお母さんやお父さんは子供に朝ごはんを食べさせます。

ではデメリットは何でしょうか、それは消化吸収が悪くなるという事です。朝起きたてという事は体や脳は本調子ではなくほとんど寝ている段階です。胃に物を詰め込みすぎると消化がされにくくなり、お腹を壊す可能性もあります。特に長時間の電車通勤や自動車通勤の場合は、トイレを探すことになりバタバタします。

食べたばかりで走ると吐きそうになることがあります。それも吸収されていないからであり、きちんと吸収が済んだ後では走っても戻すことがなくなります。

朝食を食べないメリットとデメリット

では朝食を食べないメリットは何でしょうか。これは断食が体に良いという事と関係しています。夜に食べた油物などで疲れた内臓を休ませることができ、活発に動くように休憩を挟むことができます。

少しだけ食事を抜くことでプチデトックス効果も生まれ、美肌効果や新陳代謝も上がるといわれています。

他には食費の節約になったり、水だけにしたりとダイエットに効果的という意見も数多くあります。

ではデメリットは何でしょうか。これは前述した朝にブドウ糖が足りないため活発に動けないことと、空腹にも関わらず食事を取れないためストレスが溜まるという事です。ストレスが溜まると体にとって良くないことがおき、心と体のバランス感覚を失ってしまいます。ストレス解消の為に変な時間に甘いもので間食をすると、糖分や油の取りすぎて他の問題が出てきて病気になる可能性だってあります。

朝食を食べる人は7割から8割存在する

朝食を食べている人は実際にどれくらいいるのでしょうか。
20160413-2
出典:【実態】最近、朝ごはん食べてますか? DAIICHISHIKO

20160413-3
出典:株式会社ドゥ・ハウス

20代では若干少なめですが、全く取らない人はあまりいないようで1週間に1回から2回抜いているというタイプが多いのでしょうか。年齢が上がるにつれてパーセンテージが上がっているのは、昔からの慣習もあるのでしょう。

朝食は2人に1人が1人で食べている

昔のように家族みんな揃ってご飯を食べるというのが、今は減ってきているようです。約半数が1人で朝ごはんを食べています、これは独居世帯が多くなった事や1人暮らしの割合も増えているからでもあります。ぼっちで食べている人は多いのです。
20160413-4
出典:株式会社ドゥ・ハウス

食べているのはパン派が多い

20160413-5
若い人ほどお米ではなくパンだといいます。それはご飯を炊く手間が無いことや、手軽に食べれるということが関係しています。あまり時間的な余裕の無い朝では、短い時間で朝食を用意し短い時間で食べてしまって片付ける、そういうサイクルが出ているのです。そして忙しいときには朝ごはんは抜いていく、今の日本ではこのような過ごし方が多いのではないでしょうか。

女性に多いのがヨーグルトやシリアルなど美容を考えたものが多く、納豆やウイダーinゼリー(ウィダーインゼリー)のようなものや、カロリーメイトなど忙しい方用の商品も売られており、朝マックや朝食セットを謳っているお店も都会では数多くあります。

おにぎりやサンドウイッチを買って公園で食べたりと、人によって食べ方はそれぞれです。どれが良いかは自分のライフスタイルと照らし合わせて考えましょう。