自動車のエレメント交換って何だろう?どの程度の割合で交換が必要になるのか

自動車を運転していて、オイル交換が必要だったりランプを交換したり、ワイパーのゴムを交換したりと細かい消耗品の交換は多々あります。その中で重要なものとして「エレメント」が存在します。自動車のエレメントの交換が必要です、と言われても・・・一体どういう役割でどのくらいの頻度で交換が必要なのでしょうか。

自動車のエレメントって一体何者?

エレメントを説明する上で分かりやすい例えがあります。それは、コーヒーを淹れる際の、ろ紙です。ろ紙の上に豆を置いて、上からお湯を注ぐと下に出てきます。それと同じような原理で、自動車のエンジンには金属が擦れて出来る破片が存在します。本当に細かい破片ですが、そのままにしておくとエンジンにあまり良い影響を与えません。コーヒーの中に、豆のカスが残っていると嫌な感じになりますよね。

その破片を受け取る為に存在するのがエレメントです。常に不純物をキャッチするわけですが、限度がありますので目が詰まってしまいます。その為に「エレメントの交換」が必要になるわけです。

エレメントの交換時期はオイル2回分

では自動車のエレメントは、どのくらいの頻度で交換すれば良いのでしょうか。車検をディーラーや専門業者に任せておくと、あまり期間が経過していないにもかかわらず交換を勧めてくる場合があります。

交換の目安はオイル交換2回につき、1回の交換が望ましいとされています。オイル交換を7,500キロに1回の割合でしている場合は、15,000キロ経過後に交換といった目安です。

自動車屋や業者では少しでもお金を使って欲しいため、早めの交換とせかされます。しかし外国車ならともかく国産車は丈夫に出来ていますので少しくらい伸ばしても問題ありません。しかし常に高速道路ばかり走っていたり、悪路が多かったりと使用環境は人によってかなり異なります。不安な場合は少し早めに交換するなど、自己責任で判断しましょう。

ターボ車やディーゼル車はエレメント交換時期に注意

通常の普通車や軽自動車ならば、2万キロ前後と言われていますが「ターボ車」は傷みが早いため、半分の1万キロ前後と言われています。ディーゼル車も普通車に比べると少し早めに交換した方が良いでしょう。これはそのエンジン内部での仕組みが異なるためです。

自動車のエレメントが綺麗だと長持ち

自動車のエレメントを交換したからといって、体感的にそう変わるものではありません。しかしエンジンの内部は確実に変化しています。

金属片やカスを取り除くのと、燃費の低下防止や焼付けを防ぐ効果もあります。結果的に新しい方がエンジンの寿命を延ばす効果も期待できますので、定期的に整備することが大事です。