「ピンポーン」と新聞勧誘が来たら、粗品だけもらって帰ってもらおう

ネットで注文していた商品が来たかな?佐川さんかヤマトさんか、それとも郵便局?と思って出ると、新聞の勧誘でガッカリした経験ありませんか。新聞を購読したいなら別ですが、特に興味がない場合は相手の勧誘がしつこくて嫌になります。しかし無料で粗品だけもらって、お帰りいただくこともできるのです。問題はその粗品が、どういう意味の粗品かということを把握する必要があります。

粗品を受け取ったら新聞購読しないといけないのか?

購読契約というものは、契約書にサインをすることが必要です。その契約書無しに、粗品を受け取っただけでは契約になることはありません。新聞勧誘員も面倒な揉め事は嫌います、契約する際は、録音するわけではないので言った言わないの水掛け論を避ける為に、契約書を結ぶのです。

新聞と聞くと朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・産経新聞・毎日新聞といろいろありますが、それぞれ営業部隊は活動しています、日経の日本経済新聞も無料購読の案内が入っている事もありますよね。

粗品は1つしか種類が無いように思いますが、新聞勧誘の粗品は2種類の意味が存在します。それが「拡材」と「捨て材」というものです。

新聞勧誘の拡材とは?

拡材(かくざい)とは、新聞の新規購読者に対して提供される景品の事を言います。洗剤や商品券などが多く、他にもティッシュ箱やトイレットペーパー・コーヒーセットや醤油など、スーパーで女性に人気の品揃えとなっています。

これらは契約を条件として提供されるものですので、提供されて受け取った場合契約する必要が出てきます。契約しない場合は、返品しなければなりません。3ヶ月なら3ヶ月と約束した上での提供ですので、3ヶ月購読しない場合は返還する必要が出てくるのです。

新聞勧誘の捨て材とは?

捨て材(すてざい)とは、新聞勧誘の営業所が本社から販売促進として使える提供品の事です。つまり契約云々ではなく、挨拶がてらにきたり、話だけでも聞いてくれてありがとう、といった意味合いでも使われ返す必要はありません。駅前で配っているポケットティッシュのような役割です。ゴミ袋やティッシュやトイレロールなど比較的安いものが多いですが、日用品で消耗品が多くもらえるとありがたいものです。

引っ越してきたときにご近所に渡す粗品や、家のリフォームで大きな音がするため、工事関係者が近所に配るものなどと同じような扱いになります。

もちろん拡材のほうがお金が動いているので、捨て材よりは一回りも二周りも良い粗品がもらえるのは言うまでもありません。

購読するときに粗品がもらえる

インターネットから申し込むときも、営業が来て申し込むときもカタログギフトや、粗品を選ぶことが出来る場合が多いです。よく3ヶ月無料やお試しで半年など、期間を区切って申し込む人がいます。これは、その期間申し込んでからすぐに解約をし、次の新聞を購読するためです。そうすると、次の新聞でも特典がもらえるので、頻繁に購読新聞を変更している人はそれが理由です。

更に交渉次第で、1年間購読すると3ヶ月無料になったりと、セールスの際に交渉をすることも出来ます。そうすると更にお得に購読できるので、ある程度の権利が与えられている営業マンの場合は交渉してみるのも良いかもしれません。

無理やり購読させられたら解約しよう

営業という仕事は時には強引になる場合もあります。稀にですが、ヤクザのような怖い手口で悪質な訪問販売員も存在するようです。違法な手口であったり、撃退するには出ないことが1番ですが中々そうはいきません。断ってもどうしても帰らないようなら、不退去罪で110番通報します、と言うのも手です。

万が一契約をしてしまった場合は、クーリングオフをしましょう。ネットで契約・購入した場合は出来ませんが、訪問販売は別です。方法は電話ではなく、書面を提示するだけでいいとのこと。内容はいつどんな商品をどれだけの期間契約したか、相手の販売店名を書き、自分の契約住所と電話番号を書いたものを営業所に渡すか、送るかします。不安な場合は、書留や内容証明でもよいですが郵送代金がかかるのがネックです。

もちろん契約を条件にした粗品(拡材)は返品しなくてはいけません、捨て材はもらっておいて大丈夫です。せっかく時間を使って話を聞いてあげているので、捨て材くらいはもらってみましょう。