降水確率を判断するための指針はどこだ?

今日の降水確率は40%です、そう聞くと傘を持っていこうか迷うときがあります。既に雨が降っていれば傘を持っていきますが、電車を乗る場合など邪魔になる場合が多く、あまり持って行きたくはありません。もちろん折り畳み傘を持っていくという手もありますが、小さなカバンの場合はスペースを取り、いざ雨が降ったときに頼りないということにもなります。

降水確率が何パーセントを超えると傘が必要?

朝の新聞やテレビニュース、ネットの天気予報で今日の天気や温度や湿度、降水確率を確認する方は多いです。寒ければ上着を持っていき、暑ければ上着はいらないと薄着で出社や登校をします。

そして今日は晴れるのか、曇りなのか、雨が降るのかの降水確率を気にします。一般のアンケートを見ると、このような結果になっています。
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出典:天気予報の降水確率、何パーセントで傘を持っていく?

これは何パーセントになったら「傘を持っていくか」という内容のアンケートです。目安として50%を超えると持っていく方が圧倒的に多くなっています。中には10%でも持っていくという心配性な方もいますが、折りたたみの傘を常にカバンに入れている容易万端な方も12%程います。

雨が降っても傘が入らないという方も中にはいます。自宅の車庫から車で出社し、会社の屋根つきの車庫に止める、お昼は弁当を持参して外には出ないという方などです。この場合は雨が降っていようが風が出ていようが、雪が降っていようが問題は無いでしょう。

他にも駅まで車で行き、地下鉄に乗って、大きな駅に仕事場が直結している場合も傘はいりません。駅についても会社まで屋根がついているので不要という方もいます。この中には無い、とアンケートに答えた方はそのようなタイプなのではないでしょうか。

降水確率は当たらない?

ことわざで「当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦(はっけ)」というものがあります。これの意味は、占いなどは当たることもあたらないこともある、気にしないようにしましょう、という意味です。降水確率は運や適当に決めているのではなく、きちんとした根拠に基づいて決められています。

そもそも降水確率はどうやって決めているのか?

1980年から始まった気象予報の1つですが、気象庁の観測データで決定しています。

予報区内で1mm以上の雨の降る確率を、6時間毎に10%単位で発表します。例えば、18時から24時までの降水確率が20%というのは、その期間に1mm以上の雨の降る可能性が100回中20回あるという意味です。確率が高いと雨量が多くなるという意味ではありません。

出典:降水確率 気象庁

1mm以上の雨が降るかどうかを確立で表しています。100%の降水確率といっても、どしゃぶりの雨が降るわけではなく、ほんの少しだけ降って止むという場合も多いです。

気象庁の観測システムはすごい

アメダスという言葉をよく聞きますが、これは地域気象観測システムのことです。全国の1300地点で降水量を観測し、気象庁にデータを送る役割を果たしています。
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出典:観測システムの概念図 気象庁

人工衛星による観測や高層気象観測、気象レーダー観測、アメダス観測など総合的にデータを集めて気象庁で分析します。そして降水確率は何パーセントというデータをはじき出すのです。

雪が多い地帯では積雪計や海では津波の高さを計測したり、風向きや風量を観測したりと日本人が暮らしやすいように考えられて作られています。

知ってると気象予報が分かりやすい

時刻を表す気象用語があります。0時から3時までが「未明」、3時から6時までが「明け方」、6時から9時までが「」と表現します。9時から12時までが「昼前」、12時から15時までが「昼過ぎ」、15時から18時までが「夕方」、18時から21時までが「夜のはじめ頃」、21時から24時が「夜遅く」となります。

朝の10時は朝ではなくて、昼前といった表現が正しいそうです。はじめごろとか、遅くというのは老若男女全ての世代に分かりやすいように用いられているのでしょうか、独特です。

時間を具体的に言わずに解説している際は非常に役立ちます。例えば「明日の未明は大荒れとなるでしょう」の場合は、明日の日付が変わった0時から3時までは荒れるな・・・という意味が分かってきます。

折り畳み傘を持ちながら大きい傘も持っていくと、他の傘を持っていない人に貸すことも出来ます。降水確率はあくまで確立ですので、外れることもあります。折り畳み傘を常時大きめのカバンに入れておくと、突然の事態にも対応できるかもしれませんね。