どうして太った野生のライオンがいないのか

最近のペットブームで、特にネコが人気です。その愛くるしさに負けて、ついつい甘えさせて育ててしまいがちですが、運動もせずに食べてばかりいると太ってしまいます。おデブのにゃんこも可愛いといわれる時代です、自然界では生き残るのは難しそうですがペットとしては病気以外問題はありません。そういえば自然界では、動物って太っていないような気がします。

動物が太ることの意味

普通にご飯を食べて運動して、栄養のバランスを考えた食生活をさせるとネコも太ることはありません。人間と同様で太るには、食べているもの・普段の生活などが関係しています。

特にネコが太ると、肥満ネコといわれ内臓脂肪が増えていきます。そうすると糖尿病や内臓・腎臓あたりが病気になってしまうこともあります。そうすると更に動けなくなり、肥満から更に肥満へと加速してしまうのです。無理やりウォーキングマシーンに乗せようとしても、歩こうという気持ちもあまり無いのでズルーっと流されていきます。

まるでドカンのような体型になっていると、一目見ただけで太っていると分かります。

ネコを痩せさすには

20160530-2
適切な運動と、食生活を見直すことで解決します。カロリー計算をして、1日にこれだけ食べさせると決めて調整しましょう。ネコは犬とは異なり散歩はしません。家から出すと野良猫と間違われますので、基本的には家の中で一緒に遊んでカロリーを消費させる方法しかありません。

ネコも人間と同じで遊びすぎるとすぐに眠くなります。動くのをやめると、ダイエット失敗でリバウンドすることもあります。飼い主がきちんと面倒を見て監視することが大事です。

なぜライオンは太らないのか

テレビなどで大自然のライオンのドキュメンタリーを見ることがあります。しかしどのライオンを見ても、太ったものはいません。餌が確保できなくて痩せているのはいますが、ネコのようにおデブさんはいないのです。

もちろん運動量が多く、吐きそうなくらい食べてしまうと何かあった時に走れなくなります。しかし1番は自然の摂理を知っているから、というのが正解ではないでしょうか。

食物連鎖という言葉があると通り、ある程度は残して他のものに回す、そうしないと自然の生物の生態系が壊れてしまいます。自然と腹8分目で残すということが体に染み付いているのではないでしょうか。

日本の動物園にいるライオンの場合は、命の危険が無いので結構まったりしているライオンが多くいます。そのためか、食っちゃ寝しているライオンもいて少しふっくらしているものもいます。しかし飼育員や動物園によって、ライオンの健康は適切に管理されています。縄張り争いや争奪戦も起こります、意外と檻の中にいてもやることはあるのかもしれませんね。