2015年4月の世界別と日本別のブラウザシェアについて

世界のパソコン・モバイル・携帯電話・タブレットのブラウザーのシェア率を計測するには、主に2つのサイトのデータを用いるのが一般的です。主なブラウザはIE(インターネットエクスプローラー)、Google Chrome(グーグルクローム)、Firefox(ファイヤーフォックス)、Safari(サファリ)、Opera(オペラ)の5種類になります。

1つ目:statcounterのブラウザシェア統計

まず1つ目がstatcounterです。statcounterのサイトは、世界の300万サイトのアクセス数から導き出された結果で統計をしています。
下記の図が、2014年4月から2014年5月までの統計データです。20150526-2
出展:http://gs.statcounter.com/#browser-ww-monthly-201404-201504

・第1位 Google Chrome 49.84%

・第2位 IE       18.28%

・第3位 Firefox  16.77%

・第4位 Safari     9.88%

・第5位 Opera     1.65%

Google Chromeが勢いを伸ばして過半数に達しそうです。
ただし、国によってシェアがかなりのバラつきがあるので、一概にはGoogle Chromeが1番とは言えないかもしれません。

例えば日本の統計を見てみましょう。
20150526-3

・第1位がIE      41.91%

・第2位がGoogle Chrome 30.74%

・第3位がFirefox 13.16%

・第4位がSafari     10.36%

・第5位がOpera     1.05%

IEが1位で、2位がGoogle Chromeと逆転しています。先進国の日本だからこそ、この結果になるのであって、中国やタイやベトナムなど国によってかなり違いがあります。

では、もう1つの統計結果のnetmarketshareを見てみましょう。

netmarketshareのブラウザシェア統計

20150526-4

出展:http://www.netmarketshare.com/browser-market-share.aspx?qprid=1&qpcustomb=0
世界約4万サイトのデータを使っているそうで、先ほどのstatcounterのシェア率とはかなり異なった結果となっています。

・第1位がIE      55.83%

・第2位がGoogle Chrome 25.68%

・第3位がFirefox 11.70%

・第4位がSafari     5.12%

・第5位がOpera     1.19%

どちらかというと、日本国内の統計に似ています。

データを収集するサイトによってはどちらも正しいといえます。

ヘビーユーザーが多いサイトでの統計が多いか、ライトユーザーが多いサイトの統計が多いかなど、厳密に全端末の統計を取るのは不可能だからです。

特に最近ではスマートフォンやタブレットなど異なった端末からアクセスするユーザーも、昔とは比較にならないほど増えました。

唯一差が無いのは、Operaの1%~1.5%位というのはどこの統計でも似たような感じです。

1つのデータだけで考えるのではなく、複数のデータを見て判断するのが良さそうです。