新車・中古車で自動車のラジオが入らないときの原因と対処方法について

新車や中古車を買うとほぼ全ての車についているのがカーラジオです。もちろんクーラーや暖房も合わせて、今はどの車種にもあるでしょう。しかし、設定が間違ってるのか配線がおかしいのか、ラジオが全く入らない、あるいは特定のラジオ以外は全く入らない現象に陥ることがあります。

ラジオが入らない?

ラジオはアンテナを伸ばして局からの電波をキャッチし、音声としてラジオから音を出しています。例えば天気の悪い日や、山の中、トンネルの中などは電波が悪く聞き取りにくいことがあります。これは、電波が雨や鉄などに遮られうまくキャッチできないのと、ラジオ局から遠すぎてラジオの電波がつかめないのが原因です。

しかし、普通に街中にいてもラジオが入らない、もしくは極端に入らない現象に陥ることがあります。原因は何でしょうか。

私自身この現象に悩まされました、FMのNHKは入るのにそれ以外のFMが入らない。AMにいたっては全滅、どれも入りそうになりという現象です。ただし、場所を変えるとわずかですが、地元のFMが1曲だけ入りました

ここが解決の近道になりました、わずかだが聞けると、全く聞こえないでは対処方法が異なるからです。

ディーラーに聞くと「電波が悪いと思う、設置は完璧にこなしてる」、とのこと。本当だろうか?100円で売ってたラジオでも同じ場所で、電波が綺麗に入るのでこれはおかしい、と。

原因その1:純正じゃないから?

純正ではないカーナビやオーディオを使うと車との相性が悪く、電波がうまくつかめない、と説明を受けました。最近は社外製品のカーナビにも種類がいろいろあります。

楽ナビ パイオニア
GORILLA パナソニック
ストラーダ パナソニック
サイバーナビ パイオニア
彩速ナビ ケンウッド
AVN イクリプス
イエラ ユピテル
ビッグX アルパイン

などが有名でしょう。しかし、相性というのはそれほど悪い製品は最近は少ないそうです。むしろカーナビの感度、地図が現在地とずれるとかラジオ以外の面で相性があると思います。この純正か、社外品かという線は薄いでしょう。

線がささっていない

出典: AMラジオが聞こえません

純正品(プレミアム)から以前の車で半年前まで使用していたSONY製の1DIN-CDヘッドユニットに交換したのですが、FMラジオに関しては電波状況に顕著な差異がないものの、AMラジオが極端に電波状態が悪くなりました。今までは何の問題も無く聞こえていたのが、ほとんど聞こえない状態です。”機械の故障かな?”と思い、もひとつ手持ちSONY製のMD-ヘッドユニットに交換したのですが、全く状況は一緒です。
ちなみにアンテナは、パネルセットに付属のアンテナコードを直接ヘッドユニットに接続しており、一応、自分では付属の説明書通りに接続したつもりです。

要約すると、自分の車で使っている純正品を、他の車で使用していたカーオーディオに取り替えたらFMラジオは変わらないが、AMラジオの電波状態が極端に悪くなった、とのこと。

解決方法は、アンテナのブースターと呼ばれる箇所が接続されていなかったということです。スバルでは、アンテラリモートの青色の線があるので、繋ぎ忘れとのこと。

「オートアンテナコントロール出力」という名前で使っているメーカーがあるそうで、「オートアンテナ以外のクルマには接続しなくてもいい」という勘違いが起こるそうです。調べてみるとディーラーや中古車ショップの担当クラスでも間違うことがあるとの事、困りますよね。勘違いしていれば、きちんととりつけてあります!とそりゃ言いますよ。

出典:オーディオ交換でAMラジオが入らない!?・・・良く有る話・・・・??

価格コム等の掲示板を見ていると良くある話。オーディオ(&AVナビ)を交換したらAMラジオが入らない・・・
当社にも良く問い合わせや点検依頼があります。
が、この場合の原因の90%以上はユニット側のアンテナコントロールを接続していないことが原因です。

メーカーによっても「アンテナコントロール」「パワーアンテナ」「アンテナリモート」など言い方に違いがあるそうです。オートアンテナなんて着いていないから接続する必要は無いと勘違いして起こるとの事、アンテナコントロールがブースターの電源になるのでこの電源を使用しないと、ラジオが入らないのです。

線が緩んでいる

例え配線をきちんと繋いでいても、聞こえない場合もあります。その際は固定してある線のネジをきちんととめてあるか確認しましょう。設置が荒いとここがきちんと閉まっていなくて、ゆるんでいたりします。私の場合はまさにコレでした。

きちんと線を閉め直すとあら不思議、きちんと綺麗な音質でラジオを車で聴くことが出来るようになりました。引き渡すときには、きちんと確認してほしいですよね。

整備不良がラジオだったから良いものの、これがアクセルやブレーキならどうなっていたのでしょうか。こういうディーラーや中古車ショップ、整備工場はあまり信用できなくなります。

配線とブースターに繋がっているか、きちんと締められているか、ここを確認するのが1番の近道です。